第66回日本推理作家協会賞の候補作が決定しました(日本推理作家協会さんのサイトから転記)。
〈長編および連作短編集部門候補作〉
帝の毒薬 永瀬隼介(朝日新聞出版)
千年ジュリエット 初野晴(角川書店)
猿の悲しみ 樋口有介(中央公論新社)
幽女の如き怨むもの 三津田信三(原書房)
百年法(上下) 山田宗樹(角川書店)
〈短編部門候補作〉
父の葬式 天祢涼(葬式組曲・原書房)
青い絹の人形 岸田るり子(メフィスト1号)
宗像くんと万年筆事件 中田永一(小説すばる2月号)
青葉の盤 宮内悠介(ジャーロ45号)
暗い越流 若竹七海(宝石ザミステリー2)
〈評論その他の部門候補作〉
ミステリ映画の大海の中で 小山正(アルファベータ)
「マルタの鷹」講義 諏訪部浩(研究社)
戦後SF事件史 長山靖生(河出ブックス)
推理作家の家 名作のうまれた書斎を訪ねて 南川三治郎(西村書店)
江戸川乱歩作品論 一人二役の世界 宮本 和歌子(和泉書院)
ありがたいことに、拙著『葬式組曲』収録の「父の葬式」も候補作にしていただきました。高い評価をいただいたことを光栄に思うとともに、読んでくださった方々に改めて御礼申し上げます。