双葉社のWebマガジン『カラフル』に『ザ・宗教カンパニー』第10回が掲載されました。
今回は第五章の後半です。バックナンバーはこちらからどうぞ。
あとは第六章と終章を残すのみ。ちなみに本にまとまるのは来年夏頃の予定です。タイトルは、担当Y氏が「葬式、議員と続いているから宗教でいきましょう!」と云っていたので、『ザ・宗教カンパニー』から変更になったとしても「宗教」という単語は使うのではないかと。
以下、『ザ・宗教カンパニー』とはまったく関係なく美夜シリーズの話。ここ数日、『キョウカンカク』や「美夜シリーズ」に類するキーワードで検索して来てくれた人がいるので、簡単に来年の予定なんぞを。
『本格ミステリ・ベスト10』や『本格ミステリー・ワールド』でも書いたとおり、2014年、美夜シリーズの刊行予定はありません。『闇ツキチルドレン』の全面改稿文庫版も絶対に出ません。ただ、水面下で担当さんと話し合いはしているので、再来年以降、なんらかの発表はできる! ……かもしれないです。
ほかでもちょっと書きましたが、現在いただいているご依頼のほとんどが『葬式組曲』『セシューズ・ハイ』を読んで天祢涼に興味を持ってくれた編集者さんからのものなので、なかなか美夜シリーズ的なものは書けないのが現状です。「『キョウカンカク』が一番よかったよ!」と云ってくれた編集者さんは二人くらいしかいないんじゃないかな(^_^;)
もちろん、駆け出しの自分にお声がけいただいたことはありがたく光栄なことなので、ご期待に応えられるよう、各作品に全力を尽くしております。結果、美夜シリーズはどんどん後回しになっていくという、絵に描いたようなループに突入してしまいました。
でも「続きが読みたい」と云ってくれる読者さんもいますし、一部書店員さんからの評判もよいので、現状いただいているお仕事が一区切りついたらきっちり完結させます!
最善最良の形でお届けできる方法を模索中なので、ひとまず来年は『葬式組曲』『セシューズ・ハイ』系のミステリをお楽しみくださいませm(_ _)m