※青色申告の話です。小説とは無関係なので、興味がない人は無視してください。
組織に属さない自営業なので、毎年この時期、確定申告をしなくてはなりません。昔はどんぶり勘定OKな白色申告で済ませていましたが、ここ数年は還付金の多い青色申告に変更。ついでにMacの某青色申告用ソフトからWindowsの定番青色申告ソフト「やよいの青色申告」に鞍替えしたところ、作業がスムーズに進むようになりました。最初はフリーランス用の青色申告本とにらめっこでしたが、近年はそこまでしなくてもどうにかこなしております。
ちなみにMacの某青色申告用ソフトは全然計算が合わないので自分が悪いのだと思っていたら、レビューを見た感じバグだったっぽい(^_^;)
と、ここまで書いておいてなんですが、今年は久々に苦労させられました。以下、備忘録も兼ねて苦労ポイントを列記します。作業環境はMacBook Pro RetinaでOSは10.9.1。VMwareFusion4で仮想マシン(WindowsXP)を起動、ソフトは「やよいの青色申告14」です。
◆売上金額が合わない
作家業だけではまだ食べていけないので、それ以外のお仕事もいただいております。中には細かいお仕事もあり、そういう場合は支払い調書を発行してもらえないことも多い(支払い調書の発行は義務ではないので)。昨年はこの事例がたくさんあり、「やよいの青色申告」上の売上金額と、手許の支払い調書の金額を突き合わせる作業が難航しました。
ただ、「やよいの青色申告」の場合、メニューバーの集計→補助残高一覧表→売掛金を表示とすれば、どの会社からいくら支払われたかが一目でわかるので、支払い調書の有無を把握するのが楽……ということを、計算が終わりかけた時に気づきました。来年はこれを使おう。
◆国税庁のサイトが10.9に対応していない
本年の唖然呆然。天祢涼はe-Taxはやっておらず、国税庁のサイトにある確定申告書等作成コーナーを利用して必要書類をつくり、書面で税務署に提出しております。これに対応しているブラウザは、MacではSafariのみ。そのことに気づかずメインブラウザのfirefoxでつくろうとしてパニックになっていた昔がなつかしいぜ、しかし何年もやっているのでさすがに慣れたぜ、今年も意気揚々とSafariを起動だぜ……と思ったら、OSが10.8までしか対応していなかった_| ̄|○
最新OSである10.9に対応していない。これは意外な盲点でした。
たぶん10.9でもなんとかなるのでしょうが、なにかあったら困るので、結局、サブ機のMacBook Airで作業することにしました。こっちのOSはまだ10.8のままだったので助かった。
しかしMacBook Pro Retinaの美しいディスプレイに表示された「やよいの青色申告」を見ながらMacBook Airの11インチのディスプレイに数字を打ち込むという、なんとも不思議な環境で作業することに。国税庁さん、来年は対応お願いします!!
◆KS-E10003エラー
本年最大の躓き。昨年までのデータを引き継いで作業していたのですが、必要な数字をすべて打ち込んだにもかかわらず、「KS-E10003・入力途中の帳票青色申告決算書の内容の確認が終了していません。内容の確認を行った後再度操作を行なってください」というメッセージが出て先に進めません。Googleで検索したら「すべての項目を一旦開けばOK」というのを見つけたのですが駄目。空欄に「0」と打ち込んでもだめ駄目。なにをやっても駄目。
ここで1時間半近く詰まり、日付も変わってしまったし、もうあきらめて寝ようか……と思った時に、ふと閃いて減価償却の欄を見てみたら、一昨年で償却し終わった品目が残っていました。自動的に消えてくれないんですね、これ。こいつを削除したところ、ようやくKS-E10003エラーが表示されなくなりました。
ほかにも「なぜかプリントアウトできない」「ようやくプリントアウトしたら縦横の設定がおかしくて、しかも修正できない」等々、今年は愉快なトラブルが多発しましたが、大きなものはこんなところでしょうか。KS-E10003エラーに出くわさなかったら原稿書けたわ、この日(笑)。
自分が頭を整理するために書いた記事ですが、どなたかのお役に立てれば幸いm(_ _)m
※2014年3月4日追記
「やよいの青色申告」の最新バージョンを使っていれば、「いちいち国税庁のサイトで打ち直さなくてもそのまま提出でOKですよ」というご指摘をいただきました。が、天祢涼の場合は昨年まで古いバージョンを使っていたため打ち直すのが習慣になっているのと、万が一ソフトと国税庁の表示がずれていた際に面倒なので、上記の方法を取っております。