京極夏彦さんを真似してInDesignで小説を書いている天祢涼です。本日は、Retina非対応のInDesignを無理やりRetina化しようとして失敗したという、あまり役に立たない話。
デビュー前、たまたま仕事でInDesignを買ったのと、Macに縦書きのエディタがあまりなかったのとでInDesign小説家になったわけですが、方々をカスタマイズして、いまや「かわせみ」と並んで手放せないソフトになりました。
普段はMacBook Pro RetinaをApple Cinema Display(未だADCなんだぜ)につなぎ、資料を広げながら書いているのですが、執筆のみに集中したい時はMacBook Proに向かって書いています。
が、問題というか、嫌なことが一つ。
私が使っているInDesignはバージョンがCS6でRetina非対応。せっかくのRetinaディスプレイなのに文字がぼやけてしまうのです。解像度を高めに設定しているので気になるほどではないのですが、なんとかなるならそうしたい。
調べたところ、「Retina非対応のアプリを無理やりRetina化させる」という方法を見つけました。早速試してみた結論ですが、失敗しました。InDesign CS6はがんばってもRetina化できないっぽいです。
シナプスソフトプログラマのブログ-Retina非対応アプリをRetina化する方法のメモ
drk7.jp-HiDPI 非対応のアプリを強制的に HiDPI(Retina)対応させる方法
参考にしたのは上記のブログさん。自分のMacではInDesignのinfo.plistが開けなかったのでAppStoreからTextWrangerを入手(無料)。それからinfo.plistのバックアップを取って編集するも、なぜか保存できず。
そこでinfo.plistの内容をテキストエディタ(天祢涼の場合はmi)にコピペ。info.plistという名前をつけてデスクトップに保存。InDesignのinfo.plistと置き換えたところ、上記ブログさんにあるように「低解像度でチェック」を外すことができるようになりました(繰り返しになるけど、もとのinfo.plistはバックアップを取っておきました)。
さあ、これでInDesign CS6もRetina化、仕事がはかどるぜ!……と狂喜乱舞したけど、なにも変わらなかった_| ̄|○
どうも一部のアプリはこの技を使ってもだめらしく、InDesign CS6は「一部のアプリ」に含まれてしまっているようです。
以上、InDesign CS6がRetina化できるか否か、ネットで情報が少なかったので人柱になってみました。方法を知っているなら誰か教えてほしいけど……RetinaディスプレイでInDesignを使うには、やっぱりCCに加入するしかないのかね(^_^;)
from 天祢 涼(あまね りょう)