以前、大谷大学さんの講演会でもお話ししましたが、天祢涼はEvernoteを手放せません。Macで常時起動、出先でもなにか思いついたらすぐにiPhone経由でアイデアを書き込んでいます。意味不明で毒にも薬にもならないアイデアでも、とにかくEvernoteに記録。これが新たな作品につながることもあるのです! ……そうじゃないことの方が圧倒的に多いのですが(笑)。
が、その便利なEvernoteが、Mac版のバージョン6.0.7から「Spotlight検索にまったく引っかからない」という、自分にとっては致命的なエラーを起こすようになりました。
「講談社長編」「光文社短編」などと小説ごとにファイルをつくっているので、検索できないと非常に困るのです。
お決まりの「Spotlightを再構築」でも駄目。Evernoteに問い合わせても駄目。Twitterで検索しても、似たような症状に見舞われている人は見当たらない。
海外のEvernoteフォーラムを覗いてみたら、バージョン5の頃から「検索できない」という人が散見されました。が、問題ない人の方が圧倒的に多く、これといった解決策もなさそう。
で、天祢涼がどうしたかというと……。
あきらめてバージョン6.0.6に戻しました
だってなにをやっても駄目だったんだもん。
ただ、6.0.6をダウンロードして6.0.7と入れ替えても「新しいバージョンで開いてね」的なエラーメッセージが出ます。その場合の対処法。
- メニューバーの「Evernote」から「Evernoteについて」を選ぶ
- Optionキーを押すと「データベースフォルダを開く」が表示されるのでクリック
- データベースフォルダが表示されたらEvernoteを終了
- データベースフォルダをゴミ箱に捨てる
- AppCleanerという、アプリをアンインストールできる便利なアプリがあるので、それにEvernoteのアイコンをドラッグ。関連ファイルをまとめてアンインストール
これでEvernoteはきれいにアンインストールされるので、晴れて古いバージョンでも使用できるようになります。
なお、これを書いている時点での最新版(6.0.11)ではSpotlight検索が復活しております。めでたしめでたしですが、またいつ検索できなくなるかわからないので、念のため6.0.11のディスクイメージを保存しておきました。
Evernoteは100年続く企業を目指しているそうですが、これからも末長くお世話になると思います。無料版でも充分以上に働いてくれるすばらしいサービス。
天祢 涼(あまね りょう)