みおふぉんで通信費を3分の1にしてから約1年(関連記事前編と後編)。ファミリーシェアプランで、SIMフリー版iPhone5sとLifeTouch NOTE、HW-01Cの3台体制を問題なく維持しています。4月からはインターネットプロバイダもIIJmioひかりにしました。これまで12MのADSLだったので、光ファイバーパワーには感動しております……おそろしいことに、すぐに慣れましたが。
IIJmioひかりは、みおふぉんを契約していると割引(mio割)が適用されるんですよね。よほどの問題がないかぎり、みおふぉんを使い続けるつもりなので、これはとってもうれしい。一年前はひと月3GBだったファミリーシェアプランのパケットも、いまや10GBに。留守電電話サービスも始まりました(使ってないけど)。
これでもはや死角がなくなった感のあるみおふぉんですが、MVNOという性質上、当然デメリットもあります。今回は1年使って感じたことをまとめてみました。
メリット
やっぱり安いのは魅力。天祢涼の場合、せいぜいメールやニュースサイトを見たり、Evernoteにメモを取るくらいしかiPhoneを使ってないし(大容量のサイズをやり取りする時はWi-Fiにつなぐ)、LifeTouch NOTEとHW-01Cでもそんなに重い作業はしていないので、10GBもあれば全然問題ありません。これで月4000円前後。みおふぉんにする前がiPhone4sとLifeTouch NOTEで12000円ちょっとだったので、格安になりました。IIJmioひかりと合わせても8000円前後ですから、財布に優しい。
ちなみに、みおふぉんはキャリアメールがありません。このため一部の人と連絡が取れなくなるのでは……と心配していましたが、事前にGmailに乗り換えることを告知したのと、LINE、Facebook、mixiなどをフル活用しているのとで杞憂に終わりました。いざとなったらSMS(相手の電話番号宛にメールを送る)を使えばいいし。
キャリアメールがなくて困ったことは、いまのところありません。
なお、LINEはほとんど使ってなくて、二回以上やり取りした相手は同窓会の時に声をかけてくれたA・Yさんと千澤のり子さんしかいない(笑)。
デメリット
最近、IIJmioの公式Twitterアカウントに「遅い」という苦情が寄せられているようです。自分の使い方では気にならなかったのですが、先日、仕事で昼間、新宿に出た際Google Mapを起動させたら……うん、これは確かに遅い。最初、とまってるのかと思った(笑)。
スマホでヘビーにインターネットにつなぐ人にとって、これはストレスでしょう。
IIJmioでも問題を把握して設備を増強しているそうですが、今後ユーザーが増えたら同じことが繰り返されるだろうから、ヘビーユーザーは素直に三大キャリアにした方がよいと思います。
また、これはIIJmioの責任ではないのですが、iOSのアップデートによって、今後、iPhoneの一部機能が……最悪、すべての機能が使えなくなる可能性もゼロではありません。実際、au系のMVNOではiPhone6とiPhone6sが使用できなくなるという事態が発生しております。みおふぉんもiOS7では、一部機種でテザリングが使えませんでした。
IIJmioは中の人が働き者で、iOSがアップデートされるとすぐに動作検証してくれます。対応も誠実ですし、Appleとも綿密にやり取りしているようです。ただ、こればかりはどうなるかわからない(使えなくなる可能性は低いけど、ゼロとは言い切れない)。
とりあえず自分は、テザリングが使えなくなった場合の対策として、HW-01Cを現役で使っております。
なお、LifeTouch NOTEは古くてAndroidのバージョンアップに取り残されているので、今後も2.2のままで行く予定。使えなくなる心配はないので、ある意味安心。
まとめ
以上、メリットとデメリットをまとめてみました。「最悪iPhoneが使えなくなるかも」問題は「その時はその時で、iOSをアップデートしなけりゃいいや」くらいに思っておりますが、気になる人はご注意を。
デメリットさえ見極めていれば、みおふぉんは良きモバイルパートナーになると思いますよ。IIJmioひかりも安いですしね。
天祢 涼(あまね りょう)