AppleがWWDC 2015の基調講演にて、iOS 9、watchOS 2などを発表しました。世間的に一番のトピックは、新音楽サービスApple Musicなんでしょうね。
が、iPhoneが出ようとApple Watchが出ようと「AppleはMacの会社です!」と頑なに主張したい天祢涼としては、やはり注目はOS X El Capitan。バージョン10.11となる今度のOSXは「エル・キャピタン」と読むそうで、Yosemiteのマイナーアップデートになるのだとか。
一年に一度のペースでOSのアップデートが来ると環境の移行が大変なので、マイナーアップデートにとどまるのは密かにうれしい。新機能は地味だけど、Spotlightが中央以外にも表示できるようになり、ウインドウサイズを変えられるのはよいかな。Yosemiteでできなかったのが不思議なくらいです。新しい日本語フォントが追加されるのも楽しみ。
あまり話題になってない気がしますが、マウスカーソルを目立たせる機能もあるそうです。
混み合ったデスクトップ上でカーソルを見失った時は、トラックパッド上で指を前後左右に動かすか、マウスを揺らしてみてください。カーソルが大きくなるので、簡単に見つけられます。 (Appleのサイトより)
よくマウスカーソルが行方不明になるので重宝しそう。
「Split view」という新機能は複数のアプリをフルスクリーンモードで使えるようになるらしいですが、自分がフルスクリーンモードを使うのはHagoromoで集中して書いている時だけなので、あまり出番はないかもです。
どっちに転ぶかわからないのが、新しい日本語入力。
キーボード入力のためのライブ変換。
OS X El Capitanは、日本語の入力を劇的に簡単に、飛躍的に速くします。増えた語彙と改良された言語エンジンを活用して、あなたがひらがなを入力するのとほぼ同時に、自動的に変換していきます。変換のために一語ずつスペースバーを押す必要はもうありません。 (Appleのサイトより)
これ、ほかの日本語IMを駆逐しかねない機能がデフォルトで入っている気がするのですが、小説家が書く奇妙な特殊な日本語にもちゃんと対応してくれるのでしょうか? 漢字Talkの時代からネタの対象にされてきたMac OSの日本語IMが劇的変化を遂げるのか? 変換効率が悪くて使い物にならないのか? El Capitanの中で一番試してみたい機能です。
天祢涼が愛用している「かわせみ2」ほど柔軟にキーカスタマイズできるか不明なので、おそらく乗り換えることはないでしょうが……。
Yosemiteに続いて、今回もパブリックベータがリリースされるそうです(7月の予定)。里子に出していたMacBook Pro Mid 2007が我が家に帰ってきたので、こいつにインストールして、またいろいろいじってみるつもり。Yosemiteからのマイナーアップデートなら、Adobe CS6のみなさんも使えるんじゃないですかね? いや、願望込みですが(笑)。
以上、雑感なので特にオチもなく終わる。
天祢 涼(あまね りょう)