TwitterやFacebookではちょっと書きましたが、本日リリースされたOS X El Capitanをサブ機のMacBook Air 11(Late 2010、1.6GHz Intel Core 2 Duo、メモリ4GB)にインストールしてみました。
インストールの途中で強制シャットダウンされるというアクシデントが3回続きましたが、クリーンインストールしたらあっさり解決。なんで強制シャットダウンしたのかは不明。最近、突然フリーズすることがあったのでソフトウェア的になにか問題があったのかも。
インストール後、新作書き下ろし『オペレーション・ゼロ・トレランス(仮)』執筆のため半日ほど作業してみました(久々に人が死ぬミステリなので、気合いが入っております)。原稿執筆が主で写真や動画の編集をしたわけではないのですが、簡単な感想なんぞを。
動きが軽い
天祢涼が使っているMacBook Airは5年前の機種なのですが、El Capitanを入れても重くなりませんでした。というより、Yosemiteよりきびきび動いてる気がします。起動時間は明らかに短くなってるし。
ただ、前述のとおりクリーンインストールしたので、速くなったのがOSのおかげかどうかは判断つきません。
InDesign CS6が動く
Adobe系ソフトは、新OSが出る度に騒いでる気がしますが。
とりあえずInDesign CS6は動きました。簡単にファイルをつくってみましたが、問題なし。PhotoshopやIllustratorはまだいじってないものの、ネットで検索したかぎりでは動くっぽいです。
ただ、次期OS XではJAVA 6なるものが動作対象外になって、CS6が動かなくなる(?)らしいので、仕事でAdobe系ソフトを使ってる人は、いよいよCCに乗り換えるときが近いかもしれません。動作が遅くてよいなら「仮想マシンで動かす」というのも選択肢かもしれませんが……。
Adobe以外のアプリ
天祢涼が小説執筆で使っているのは、「かわせみ2」「Hagoromo」「Jedit X」。これらはすべて、まったく問題なく動きました。Yosemiteで動いていたソフトは、基本的にちゃんと動いてくれてるっぽいです。うれしかったのはImageUpが動いたこと(長らく更新がとまってますが、よいアプリなので是非開発を続けてほしい)。
残念ながら動かなかったのは、XtraFinder。こいつでFinderをカスタマイズしているので、ちょっと困りました。もっとも開発者さんの対応が早いので、きっとすぐ対応版がリリースされるでしょう。
残念無念なのがmultiXFinder。これはメニューバーの右端にアプリのアイコンが表示されるというOS9を思わせるナイスなアプリだったのですが……いや、実用性はほぼなかったけど、長らくOS9にお世話になっていた身としてはさみしいんですってば(笑)。
新機能
まだ使いこなせてないけど、Split Viewはかなり重宝しそう。HagoromoとJedit X以外画面に表示させなければ、いやでも執筆に集中できます。
また、Spotlightのウインドウ位置を変えられるようになったのが地味にうれしい。
その他
- PopClipの表示が使い物にならないくらい遅かったのですが、Spotlightのインデックスを再構築していたことが原因だったようで、それが終わったらもとに戻りました。
- Spotlight検索でEvernoteのノートが引っかからなかったのですが、インデックスを再構築したら直りました(その間、またPopClipの表示がもたついた)。
総論
見た目が若干変わったものの、使い勝手はYosemiteとほぼ同じです。動作が速くなった分、Yosemiteよりもいい。天祢涼の環境では、不具合らしい不具合もない。個人的にはXtraFinderさえ対応してくれれば、メイン機もさっさとEl Capitanにしちゃってもいいかと思ってます。YosemiteをブラッシュアップしたのがEl Capitanということなんでしょうね。
CS6も次回で切られるという噂だし、Appleさんも無理しないで、再来年まで新OSを出さないでほしなあ。かなり気に入ったので、しばらくEl Capitanでいいです(笑)。
天祢 涼(あまね りょう)