「城山羊の会」の演劇に通うようになって、すっかりファンになってしまった山内ケンジさん。そんな山内さんが監督・脚本を手がけた映画が「友だちのパパが好き」。ミステリーナイトでお世話になった岡部たかしさんたち知っている役者さんが出演していることもあって、渋谷のユーロスペースで観てきました!
実は平日の昼間に行くつもりだった
天祢涼は人混みが嫌いです。休日や夜の渋谷に行くなんて、生命力を削りに行くに等しい(笑)。だから平日の昼間に行くつもりだったのですが、ミステリーナイトや「城山羊の会」のプロデューサー城島和加乃さんのこんなリツイートを見てしまいました。
【速報】『友だちのパパが好き』トークショー続々開催決定! ★1.8(金)19:30-上映後、山内ケンジ監督×岡部たかしさん ★1.9(土)15:00-上映後、山内ケンジ監督×安藤輪子さん 17:15回上映後、山内ケンジ監督×松本まりかさん
— 映画『友だちのパパが好き』 (@tomopapamovie) 2016, 1月 7
山内さんと岡部さんのトークショー? それは行くしかないでしょ! というわけで、急遽、予定を変更。チケットが取れなかったら困るので、早めに渋谷へGO! ユーロスペースで無事にチケットを入手してからは、渋谷公園通りの楽天カフェで上映時間まで仕事をしていました。
この場所に、アメコミ者の聖地・ブリスター渋谷店があったことを知る人は少ないのだろうなあ、としみじみしながら原稿を書いていると、講談社の担当Y氏からメールが。これについては、また後日。
これに関するメールです。
2015年1月10日追記・書きました。
騙されてはいけない!
仕事に区切りをつけて、再びユーロスペースヘ。上映前の宣伝があると思ったら、いきなり本編開始でびびる(上映後にトークショーがあるからか?)。
さて、映画のストーリーは公式サイトをご覧いただくとして感想。
とりあえず言っておきたいのは「かわいいタイトルロゴとポスターに騙されてはいけない」(笑)。「花とアリス」のような少女マンガ的なものを期待して見たら確実に大火傷します。
本作は、親友のパパになぜか恋をして、すべてをかなぐり捨てて猪突猛進するモンスター「マヤ」の闘いの記録なのだ! ストーカーとも違う、まさに「マヤ」としか呼びようのない生き物の恋愛、大いに楽しませてもらいました。
長回しのシーンの連続は、まるで舞台を見ているようで楽しい(NG出したときのことを思うと緊張もする)。役者さん同士の掛け合いも自然に会話しているようで、演技には全然見えない(でも、ほぼ脚本どおりだそうです。山内さんすごい!)。終盤の展開には手に汗握る。城山羊ファンなら、まず間違いなく楽しめる傑作です。
そしてトークショー
上映後は、間をおかずトークショー開始。山内さんと岡部さんが登場して、いろいろと裏話を語ってくれました。書きたいことはたくさんありますが、ネタバレになるので自粛。
質疑応答もあったので、天祢涼も質問。本編を見ていて気になった、ある人物の動向について訊ねると、納得の答えをいただきました。
トークショー後は、たまたま隣の席だった城島さんとE-Pin企画のHさんにご挨拶。
それから城島さんのご紹介で、山内さんにもご挨拶。パンフレットにサインをいただきましたヽ(^O^)ノ
このパンフレットには脚本も掲載されています。質疑応答で教えてもらったことも含め、自分が小説を書くときの参考にしよう。
なお、驚かせようと思って岡部さんには内緒で行ったのですが、「トークショーが始まってすぐ、いるのがわかりましたよ」と言われてしまいました。ぎゃふん。
by 天祢涼(あまね りょう)