朝から晩までMacで小説を書いているので、つい沢山のアプリをインストールしてしまう天祢涼です。もはや自分でも、なにをインストールしたのかわかりません。ダウンロードした覚えのないアプリも結構あります。
本日は、「そのせいでMacがおかしくなった、でも原因は結局不明」というお話。
El Capitanにしてから不具合が
昨秋、OSをEl Capitanにアップデートしてから、ちょっとした不具合が発生しておりました。
実はEl Capitanの目玉機能（と勝手に思っていた）マウスポインタが巨大化する「シェイク」が一向に作動しなかったのです。細かく振ってもダメ。強く振ってもダメ。なにをやってもダメ。
「いろんなアプリ入れてるから、どれかがコンフリクトしてるんだろう」程度に思っていました。マウスポインタがどこにあるかわからなくなっても、まあ、死活問題ではない。
が、10.11.2にしてからキーチェーンアクセスが起動しなくなりました。パスワードが大量に保存してあるので、こいつは死活問題！（10.11.5になったらなぜか解決した）
このピンチは、仮想マシン上のSnow Leopardにキーチェーンファイルを移して無理やり起動、必要なパスワードを救出……ということで、なんとか乗り切りました。でもEl Capitanのキーチェーンアクセスは起動しないままだったので、仕方なく1Passwordを買いました。噂にたがわぬ便利さで、「ああ、買ってよかった」とは思ったものの、根本的な解決にはなっていない(^_^;)
原因がわからず、「初期化して再インストールした方がいいか？」と思いつつも〆切に追われて先延ばしにしていたのですが、ある日、突然、問題が解決しました。
結論を書くと、MagicPrefsが影響していたのです。
マジックマウスの機能を拡張するMagicPrefs
MagicPrefsは、説明不要のMacの定番ソフト。マジックマウスの軌道を速くしたり、様々なジェスチャーを加えたりすることができます。天祢涼もこのソフトには長年お世話になってきました。デフォルトのマジックマウスの軌道速度では、遅すぎてストレスが溜まるばかりですからね。
が、ある日MagicPrefsのアップデートの通知が出たとき、ふと思ったのです。
「マウスカーソルが大きくならないのは、マウス周りのソフトのせいでは？」
試しにMagicPrefsを終了させてシェイクしてみると、なんとびっくり。あれだけ振っても大きくならなかったマウスカーソルが巨大化しました。このときの感動は、ちょっと言葉にできない（笑）。
次いで、もしやとキーチェーンアクセスを起動してみると、これもあっさり起動。MagicPrefsを立ち上げてみると、やっぱりマウスカーソルは大きくならず、キーチェーンアクセスは起動せず。
そうか。原因はMagicPrefsだったのか！ と、特定しかけました。
MagicPrefsが原因ではないっぽい
ところがGoogleで検索してみても、同じような症状で困っている人がいません。そもそも、マウスカーソルが大きくならない人や、キーチェーンアクセスが起動しない人自体がほとんどいないのです。MagicPrefsも普通に使われているようで、アップデートも頻繁に行われています。製作者さんが問題を把握していないとも思えない。
ものすごく検索すれば同じ症状の人もどこかにいるのかもしれませんが、どうやらMagicPrefs自体に問題はなさそうです。
となると、MagicPrefsとなにかほかのアプリがコンフリクトして問題を起こしているとしか考えられません。でも、その「ほかのアプリ」がなにかは特定できず……。一番怪しかったのは、キーボードショートカットを自在にカスタマイズできるBetterTouchToolだったのですが、これを終了しても効果はなし。
でも自分のマジックマウスの使い方だと、MagicPrefsでできることはBetterTouchToolでカバーできるんですよね。さんざん迷いましたが、MagicPrefsはアンインストールして、BetterTouchTool一本で行くことにしました。
繰り返しますが、MagicPrefs自体に問題があったわけではありません。おそらく、大量にインストールしたアプリのどれかがMagicPrefsとコンフリクトして問題が起こっているのだと思います。
天祢涼はBetterTouchToolなしでは小説を書けないくらいお世話になっているので、先日、有料化した後も引き続き使用していますが、無料をご希望の方は引き続きMagicPrefsをお使いになるのがよろしいかと思います。
ショートカットを自在にカスタマイズできるので、Macで物を書く人ならBetterTouchToolはオススメですけどね。
