自分のブログのトップページを見てみたら、猫の写真しか並んでない。
『ニュクス』サイン本追加
今年3月に刊行した『銀髪少女は音を視る ニュクス事件ファイル』。そのサイン本を、追加でつくらせていただきました。講談社タイガの一周年フェアに合わせて、書店さんに置いていただけるようです。前回、買えなかった方は、この機会にぜひどうぞ。
フェアに関する情報は講談社タイガの公式Twitterで発信されると思います。
『ニュクス2』は当面出ないよ
その『ニュクス』の続編ですが、当面出ません。
1作目の初速売上が自分史上最速で、「すぐに続きを!」という話になり、書き上げて、実は12月刊の予定で半分決まっていたのですが、いろいろあって「これは世に出せない」という結論に至り、自主的にボツにしました。楽しみにしていた方、どうもすみません。
この過程でたくさんのご意見をいただき、咀嚼するためにここ一ヵ月ほどは音宮美夜から距離を置いて別の仕事をしておりました。
最近になって再始動しましたが、2作目の具体的な刊行時期は白紙です。詳細が決まりましたら、改めてお知らせします(自分の中では既に方向性は固まっております)。
『ニュクス2』以外の新刊3点
というわけで、2017年は『ニュクス』以外の小説が先に出る可能性大です。
まずは『ジェイ・ノベル』で連載している「探偵ファミリーズ」をまとめたもの。さらに、以前から予告している「アルバトロス」と「Back in Black」(三つとも仮題)。
「探偵ファミリーズ」はコメディ。一方、「アルバトロス」「Back in Black」は『ニュクス』とは似ても似つかぬシリアスな内容です。まだ詳細を発表できる段階ではありませんが、どちらもデビュー後初めて、現実の地名を使っています。セシューズ・ハイは現実の地名に嘘を混ぜてますが、この二つは本当に現実のみ。これが書きやすくて、なかなか新鮮でした。
また、新刊ではありませんが、来月、短編「父の葬式」(『葬式組曲』の一編)が所収された『Esprit 機知と企みの競演 ミステリー傑作選』(日本推理作家協会・編)が講談社文庫より刊行されます。
以上、ニュクスの続きは出ないけど仕事はしてますよという記事でした。
by 天祢涼(あまね りょう)