『ジェイ・ノベル』2016年12月号に「探偵ファミリーズ」第11回を寄稿しました。第六話「人はそれを家族と呼ぶ(前編)」です。
関係者全員から「ただの体調不良」と指摘されているのに「毒を盛られた!」と騒ぐ老人。毒物混入犯を突きとめなくてはシェアハウスは取り壊し……という理不尽極まりない状況に、チロリアンハウス一同が挑みます!
どう見ても毒を盛ることは誰にも不可能なのに、トリックを考える意味があるのか? 老人を説得した方が早いんじゃないか? それにしても、毎度毎度よくもまあトラブルに巻き込まれるな、伴リオ! と、書いててヒロインに同情してしまいました。
一年にわたる連載も、次回で遂に最終回。この小説は、登場人物たちがおバカなノリで動いてくれたし、しっかりミステリもやらせてもらえたし、とっても楽しかったです。
by 天祢涼(あまね りょう)