胃内視鏡検査で麻酔を使うときには気をつけよう!

先日、人間ドックを受診したのですが、検査項目に食道がんの検診が含まれていなかったので、新宿の病院で胃内視鏡検査を受けることにしました。ついでに喉の調子も悪いので、異状がないか見てもらおうかと。

結論から言うと、異状はなし。胃壁がちょっと荒れているくらいで健康体でした。しかし、

先生「麻酔しますか? するなら寝てるうちに終わりますけど」
天祢「そうしてください」

この麻酔がくせ者でした。以下、麻酔を受けてからの経過。

  • 前日は夜9時までに食事を終え、朝食は抜いていく。水とお茶だけは口にしてOK。
  • 診察室で麻酔を打たれる。「眠たくなったら寝てくださいね」と言われるが、全然眠くならない。「おいおい、効いてないんじゃないか?」と不安になる。
  • と思ってたら、「はい、天祢さん。終わりましたよ」。
  • 「はあ!?」と思いながら時計を見る……も、焦点が合わず。頭がふらふらする。
  • ふらふらしながらベッドから下りる。どうも診察室に入ってから1時間近く経ったっぽい。なんだ、このキング・クリムゾン?
  • 待合室で医師に呼ばれるのを待つ。その間、持ってきたミステリを読むことにする。先が気になって仕方ないところまで読んでいたのに、まったく頭に入ってこない。気づいたら寝ている。
  • ようやく先生に呼ばれる。時計を見ると診察室を出てから40分近く経っている。なんだ、このキング・クリムゾン?
  • 先生の診断。異状がないことはわかったものの、気になることを質問する……つもりが、ろれつが回らず、何度も言い直す。
  • 病院を出る。まだふらふらしてるし、お腹も空いたので目についたファミレスに入る。日替わりランチを注文して食べるも、気がついたらカックンカックンしている。あっという間に1時間半が経つ。なんだ、このキング・クリム(略)。
  • 「あんまりいたら店に迷惑だ」と思いながらお会計。朦朧としていて、硬貨が全部同じに見えるという珍現象に遭遇。仕方ないからお札を突き出す。
  • 電車を乗り継いで帰宅。二回ほど乗り過ごしそうになる。
  • 家でメールチェック。直後、起きてられなくなってベッドに倒れ込む。このとき午後4時。
  • 目が覚めたら午後8時。びっくりしつつも、起きて夕飯を食べる。録画していた『サイセンス・ゼロ』を再生するも、内容がさっぱり頭に入ってこない。
  • この後の記憶曖昧。気がついたらベッドに横になっていた。時計を見たら10時。起きてから2時間しか経っていない。
  • 「さすがにこれは眠れんな」と思っていたら、次の瞬間、朝7時。びっくりして飛び起きる。
  • 午前中、買い物をして仕事……をしてるつもりが、自分がなにを書いてるのか理解できない。
  • 昼食後、ソファに倒れ込む。気がついたら2時間近く経ってて午後3時すぎ。
  • やっと頭が冴えて、仕事再開。現在に至る。

長々と書きましたが、なにが言いたいのかと言うと、

内視鏡検査で麻酔を打つときは大事な仕事を入れちゃだめ、絶対!

個人差があるのでしょうが、まさか1日半も戦闘不能になるとは……。先週、先々週は打ち合わせが続いていたので検査を今週にしたのですが、打ち合わせも〆切も入ってない週で本当によかった。

ここ数日、寝ても覚めても書き下ろしの修正案を考えていて頭がオーバーヒート気味だったので、それが原因で麻酔が効きすぎた気がしないでもない。前に受けたときは、ここまでひどくなかったような。
by 天祢涼(あまね りょう)
この記事が気に入ったらシェアお願いしますm(_ _)m
ABOUT US
天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。