iMacとMacBook Proで小説を書いている天祢涼です。どちらも最低あと3年……いやいや、5年は使えそうなので、最近は新しいMacに興味がありませんでした。特にiMac Retina 5Kディスプレイモデル(2014)は、画面が広いのでファイルは大量に開けるし、処理速度は速いしですばらしい。
が、ちょっと気になるニュースが入ってきました。それはMac Proの刷新です。
本日ひっそりとCPUやメモリがパワーアップされてお値段据置という、事実上の値下げがされたMac Pro。
しかしAppleによると、2018年、一から設計し直したまったく新しいMac Proが登場するのだそうです。合わせてプロ向けのディスプレイも開発中とのこと。「ディスプレイ事業からは撤退。今後はLGと共同開発する!」という噂は間違いだったっぽい? その辺りの事情はわかりませんが、長らくポリカーボネートのApple Cinema Displayを使っていた身としては、新ディスプレイのデザインに期待大です。
なお、上記の情報はAppleのフィル・シラー氏がメディア関係者を集めたミーティングの場で発表したとのこと。秘密主義のAppleがこうした形で開発中の商品情報を発表するのは異例中の異例。これには、新型Mac Proの開発に時間がかかることが影響しているようです。
2013年に登場した黒い筒型のMac Proは、ゴミ箱だの、バッファローマンが腕につけてるやつだのいろいろ言われましたが、斬新なデザインが話題になりました。しかし円筒形のパソコンは製作が思いのほか難しいらしく、また、拡張性も乏しいため、Appleとしても方向性を根本から見直さざるをえなくなったようです。
黒くてぴかぴかしている円筒形のMac Proはかっこいいのですが、どうやら来年にはお別れすることになりそう。かっこよかっただけに、ちょっと残念。
なお、「ジョブズが生きていればこんなことはならかった」などとは、間違っても思ってはいけません。Power Mac G4 Cubeだって一年で消えたし、iPod Shuffleの第三世代も斬新すぎるデザインですぐに……おや、誰か来たようだ。
by 天祢涼