銀髪少女やらアホバカ世襲議員やらを書くのも好きですが、しっかり取材して現実感のある小説を書くのも好きなミステリ作家・天祢涼です。
そんな取材した小説の一つが、2015年に上梓した『謎解き広報課』。執筆にあたっては、全国各地の自治体広報マンにお世話になりました。中でも特にお世話になった方々のお名前を「謝辞」として巻末にあげさせていただいております。
そのうちのお一人、通称「家元さん」が上京されたので、新宿で久々にお会いしました。メールやお手紙でやり取りしていたので意識していなかったのですが、直に顔を合わせるのは4年ぶりくらい。久しぶりにお会いできて楽しかったです! 自治体広報紙や野球の話などで盛り上がりました。お土産もいただき感謝。でも、お声がけいただいたことが、なによりもありがたかったですm(_ _)m
以前も少し書きましたが、ライター時代、家元さんに取材したことがきっかけで、各地の広報マンを紹介していただきました。取材依頼の際、家元さんのお名前を出すと快諾していただけたこともしばしば。このとき、皆様から聞いたお話がもとになって生まれたのが『謎解き広報課』。家元さんには本当に、足を向けて眠れません……謝辞でお名前をあげたほかのお三方にも足を向けられませんけどね(笑)。
『謎解き広報課』は、天祢涼史上最も書評をいただいた小説なのですが、残念ながらセールスが伴いませんでした。でも、密かに三部作構想を練っております。いただいている仕事の合間に少しずつ書き進めて、原稿を完成させるつもり。なんらかの形でいずれ世に出す気でいるので、乞うご期待。
by 天祢涼(あまね りょう)