『巫女の推理に御利益あり』は、単行本化にあたって『境内ではお静かに 縁結び神社の事件帖』に改題しました。刊行時の記事は<a href="https://www.amaneryo.com/2018/11/15thbook/">こちら</a>です。
光文社の電子雑誌『ジャーロ』vol.61が発売されました。天祢涼の連載「巫女の推理に御利益あり」第三帖も掲載されております。横浜の神社を舞台に、参拝者には愛嬌の大盤振る舞い・関係者にはクールビューティーな美少女巫女・久遠雫が謎解きをしていく連作短編です。
サブタイトルは「移転を嫌がるお気持ちは?」。変な神職が登場して、神社の移転を拒否して一騒動起こるお話です。果たして移転を拒否する動機は? 雫が「自分には向かない」と言い出して、謎解きを押しつけられてしまう壮馬(視点人物)。いつもはワトソン役の彼に謎が解けるのか!? 書いてる方も「こいつに解けるのか……」と不安になりましたが、予想外にがんばってくれました。
書いてて楽しいラブコメ風味のミステリ。相変わらずるんるん気分で執筆しております。
なお、今回は展開の都合上、神社の外に行きます。せっかくなので横浜の観光名所・赤レンガ倉庫を出して、雫にもオシャレな格好をさせてみました。担当さんが気を利かせてくれて、イラストレーターの友風子さんにこの場面のイラストを依頼。そしていただいたイラストがこちら。
かわいいーーっ!!(っ´∀`c)
友風子さんからは毎回、天祢涼の描写を軽く超える美少女イラストをいただいております。それを見て負けじと天祢涼が次の話で描写を加えるので、雫の美少女度が回を追うごとに増していく……天祢涼が書いてきた小説の中で最も美少女になってるんじゃないだろうか、雫(笑)。
予定ではあと2回で完結です。お楽しみに!