光文社から『忍者大戦 赤ノ巻』が発売になりました。ありそうでなかった「忍者活劇×本格推理」の第二弾。くの一が活躍する話あり、人気作の番外編あり、やりすぎミステリあり(笑)と、今回もバラエティーに富んだ短編が収録されています。
柳生との孤独な戦いに挑む忍びが駆使する特殊な術とは?(殺人刀) 下忍ゆえ舐めさせられた屈辱……愛する女のため抜け忍となった男の運命は?(忍喰い) 伊賀の里を焼き尽くした信長への復讐に燃える、美しきくノ一の恐るべき策謀。(月に告げる) ほか、本格推理作家六人が贈る全編書下ろしの作品集。『黒ノ巻』に続く、謎に彩られたスーパー忍者活劇第二弾!
天祢涼も参加した姉妹編「黒ノ巻」と一緒にお楽しみください。
なお、ネタバレになるので詳細は書けませんが、天祢涼が「黒ノ巻」に寄稿した「風林火山異聞録」でやろうとしたことを、もっとうまくやりやがった盛り込んだ作品も収録されています。「風林火山異聞録」は、現時点における自分の最高傑作短編だと思っているし、「おもしろかった」という声もいただいているのですが、これに関しては、うーむ、悔しい(^_^;)
いくら傑作を書いたつもりでも、より高みが見えてくる……。小説道は奥が深いなあ。