少女漫画好きなミステリー作家・天祢涼です。最近、楽しみにしている漫画が、横浜会で教えてもらった草川為さんの『世界で一番悪い魔女』。
同業者殺しで悪名高い300歳の大魔女クインタ。彼をボディーガードとして雇ったのは、魔術師たちの世界をひっくり返す発見をしたという若き天才ネスター=ギルロイ教授。教授は、自分の発見を「賢者の図書館」と呼ばれる施設に登録し、広く世に知らしめようとしますが、敵対する魔術師たちにつけ狙われています。クインタを頼りにする教授ですが、なんとクインタは一日3回しか魔法を使えなかった! 実は、大魔女であるはずの彼女には大きな秘密があって……。
みたいなお話で、クインタと教授が旅をしているうちに段々と惹かれ合って、6巻では二人の関係に大きな進展があります。うんうん。よき少女漫画だ(^^) 魔法バトルもおもしろいし、壮大なファンタジーとしてこれからも楽しみ……と思っていたら。
7巻で終わりらしい
6巻の最後に「次巻、最終巻です」という一語を見たときは、思わず「なにーっ!?」と声を上げてしまった(実話)。
いや、わかるんですよ。クインタの秘密は既に明らかになったし、「賢者の図書館」に登録するために必要な三つの推薦状も集まった。ラスボス感満載の敵魔女一味の正体も明らかになった。もうそんなにやることはない。これはもう、話を畳みに入っているモード。まがりなりにも自分だってプロ作家なので、それはよくわかる。わかるんだよ。でもね、
俺はクインタと教授のいちゃいちゃをもっと見たいんだよ!
ようやく本格いちゃいちゃが始まりそうなのに、次で終わり……。もしや、ギルロイ夢会議ももう見られないのか!? いかん、ちょっと自分でも驚くくらいショックを受けている(^_^;)
おそらく今年半ばには、最終巻が刊行されるでしょう。楽しみではあるけれど、終わっちゃうのが辛い_| ̄|○