2008年ころから使っていたiPod touchが、先日とうとうお亡くなりになりました。
第二世代で、カメラもついていないタイプです。当時としては大容量の32GBで、邦楽から洋楽、アニソン、クラシック、ボイスメモまでいろいろ突っ込んで重宝してきました。デビュー前はこいつで電車の中で原稿を書いたこともあったなあ……書きにくくて、すぐにやめたけど(笑)。
iOSの対応バージョンは4が最後。以降は音楽再生マシーンとして、ジョギングのお供に使ってきました。
天祢涼はジョギングしているときに小説のネタを閃くことが多いので、できるだけ走るようにしているのです。
走りにいくときだけ電源を入れて、あとは電源オフにして放置。5年以上こんな使い方をしてきたのですが、最近は調子が悪く、iMacにつないでも認識されなかったり、なぜか音楽が音飛び&倍速で再生されたりすることもしばしば。
iOSをクリーンインストールしたら復活するかも……と期待して初期化したのが運の尽き。iMacにつないでも、うんともすんとも言わなくなりました(いわゆる文鎮化)。サブ機のMacBook Proにつないでも同様。最後の望みで仮想マシンのmacOSでやってみても結果は同じ。泣く泣くお別れと相成りました。
代わりにiPhone4sをジョギングのお供にしているので不便はしていないのですが、10年近く同じガジェットを使うことは滅多にないので、iPod touchの退役はやっぱりさみしい(T_T)
さようなら、iPod touch。君が流してくれた音楽を聴きながら多摩川沿いを走って、『希望が死んだ夜に』の真相の決め手を閃いたことは忘れないよ……。
『希望が死んだ夜に』を読んだことのある人は「あのシーンのことかも」といろいろ想像してください。