先日お会いした書店員さんから「本屋大賞の発掘部門のコーナーで『希望が死んだ夜に』が超目立っていた。あんなの初めて見た」と言われ、変装して会場に潜り込めばよかったと半分以上本気で思っているミステリー作家・天祢涼です。
『希望が死んだ夜に』は、文庫が決まった関係で返本が続き、版元在庫が復活したようですが、未だに少しずつ売れ続けているようです。展開を続けてくださる書店さんもあって、本当にありがたいかぎり。
先日は、こんなツイートも拝見しました。
『希望が死んだ夜に』の出版社在庫が復活したので、早速注文した分、ようやく入荷!
— バニー@Captain・bookseller (@bunny0521) 2019年5月16日
棚に並べてホクホクしていたら、目の前で1冊売れていきました。
٩(๑´꒳ `๑و)イエーイ💕💕
自分史上最速で決まった文庫版は、現在、入稿目指して絶賛作業中です。当初の予定より修正個所が増えました。ほとんどが大多数の人が気づかないであろう文章の細かな修正ですし、ストーリーに変更はありません。
ただ、前回の記事をアップした後、視点人物のある行動について「こちらの方が自然だろう」と判断、変更を加えました。担当さんとも打ち合わせ済みなので、基本はこの路線で本になると思います。
どこがどう変わったか読み較べるためにも、さあ、いまのうちに単行本を買っておこう! 文庫化が決まって重版の目は完全に消えたから、在庫がなくなったら新規で手に入らなくなるよ! ……というあこぎな宣伝はさておき、単行本は帯や表紙をめくった後に出てくるページの色がきれいで、「アイテム」として美しいんですよ。叶うなら、文庫が出た後も併売してほしいくらい。
なので単行本の方も、一人でも多くの方にお買い上げいただければうれしいですm(_ _)m
もちろん文庫は文庫で楽しんでいただけるように全力で作業中。発売日を含め、続報をお待ちくださいませ。