『希望が死んだ夜に』文庫版進捗状況Part5〜ゲラを戻したよ編

文庫化決定!の第一報からだいぶ時間が経つのに、未だ単行本版が売れ続けている『希望が死んだ夜に』。なかなかできない体験をさせてもらっています。

最も在庫切れになる確率が低い(当社調べ)hontoさんでも、ここしばらくは「在庫なし」が継続中(2019年7月21日現在)。加盟店にはまだ在庫があるので、そのうち復活すると思うのですが……。

なお、劇中の舞台となっている登戸、向ヶ丘遊園近辺の書店(住吉書房登戸店様とTSUTAYA向ヶ丘遊園店様)では、まだ店頭在庫あり。「サイン本にお名前を書きます」サービスを実施中のブックポート中野島店様でも、先日お名前を書かせていただきましたm(_ _)m

未来屋書店様は、系列店に在庫があれば移送してくれるサービスがあるそうです。


こんな感じで文庫化するのが信じられない状態が続いてますが、ちゃんと文庫化作業は進めています。今週は、担当さんにゲラを戻しました。以前も書きましたが、内容に関する修正はこんな感じ。

  • 真壁パートで聞き込みシーンの一部を変更
  • 設定が甘かったところを直した余波で、ある人物の髪形を変更
  • 視点人物の終盤における行動が若干不自然だったので変更


ストーリー自体は変わっていませんが、細かい変更を加えてブラッシュアップした感じです。大多数の人は気づかないであろう細かい変更ばかりなのですが(^_^;)、でも内容のクオリティーは確実に高くなっています。

文章に関しては、細かいところを全体的にいろいろと直しています。単行本のときは見落としていた固有名詞の間違いも修正しました。

……これ、作者しか気づけない間違いだったんですよね。見落としたまま本になっちゃって、ちょっと恥ずかしい(苦笑)。

担当編集者氏にはいろいろ気にかけてもらっているし、「単行本に続いて展開したい」と言ってくださる書店員さんもいらっしゃって、本当にありがたいかぎり。発売までもう少し時間はありますが、もちろん(?)フリーペーパーも構想中です。

というわけで、続報に乞うご期待!

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天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。