発売まで、いよいよ2週間を切った『希望が死んだ夜に』文庫版。honyaclubさんの予約ランキングで、9月29日現在、なんと2位です。
「親切な書店員さん」に教えてもらいました。このランキングはノーチェックだったので、教えてもらわなければ絶対に気づかなかった。ありがとうございます!
印刷所に頼んでいたフリーペーパーも無事に刷り上がったし、豆色紙やベルさんポップは完成したしなので、金曜日は文藝春秋本社に行って、サイン本をつくらせていただきました。その数、250冊。言うまでもなく自己最多です。これまで一度にサインした数は20冊くらいが最多じゃないかな。
担当「会議室でサインしてください。この部屋は、2時間は自由に使えます」
天祢「それで充分です。サインするのは遅い方ではありませんから!」
──と大見得を切っていたのですが……あれ? 書いても書いても終わらない……?
天祢「なぜだ? なぜこんなに時間がかかる!?」
担当「……猫のイラストを描いてるからじゃないですかね」
はっ!?
確かに「天祢涼」と名前を書くだけなら2、3秒で終わるのですが、ここに猫(ARにゃんこ)を描くと、さらに10秒はかかる……。サインにARにゃんこを描くようになって約1年。よもや、こんな弱点があったとは! うわー、全然気づかなかった!! キン肉バスターに首のフックが甘いという弱点があることがわかったとき以来の衝撃だよ!!!
いや、冷静に考えれば気づかない方がどうかしているわけですが(^_^;)
というわけで予定時間をオーバーし、地下に移動してサインを続けることに。関係各位にはご迷惑をおかけしましたm(_ _)m
そんな紆余曲折がありましたが、サイン慣れしていない中、一生懸命描きました。一人でも多くの方のお手許に届くとうれしいです。
『希望が死んだ夜に』文春文庫版は10月上旬ころ発売。単行本版は、たくさんの評価をいただきました。販促物もいろいろ用意しているので、興味のある書店員さんはお気軽にお問い合わせくださいませ。