少し前の話で恐縮ですが、『都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ』が、某電子書籍書店のミステリーランキング部門デイリーランキングで1位だったようです。ありがとうございます\(^o^)/
セールス的な意味での「1位」はなかなか経験がありません。先日、ときわ書房本店さんのランキングで『境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖』が1位になったくらいでしょうか。
『境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖』が、ときわ書房本店さんの売上ランキング(2月第3-4週)1位になったことを踏まえ、ブログ記事に少し追記しました。セールス的な意味での「1位」は初めてなので、本当にうれしいです。ありがとうございます!
— 天祢涼@『境内ではお静かに』2作同時に発売中 (@amaneryo_on_tw) February 29, 2020
(続く)https://t.co/v7eL02Uc62
これからも『都知事探偵・漆原翔太郎』をよろしくお願い致します!……と言いたいところなのですが。
『都知事探偵』は現在、紙版の方は品切れになっています。一部オンライン書店ではまだ在庫がありますし、hontoで在庫検索をしたら置いてくれている書店さんもまだあるようですが、honyaclub、e-honでは注文不可。
発売が2017年5月。まだ3年経ってないし、一作目は重版もかかったから、版元が断裁処分したのではなく、「重版をかけるほどではないが、売れて在庫がなくなった」ということなのでしょう……たぶん。担当に確認して「違います」と返されたら気まずいので確認しないけど(笑)。
『セシューズ・ハイ』は、天才かバカかわからない世襲議員が、まじめすぎる堅物秘書が奮闘するのを尻目に、いつの間にか事件を解決している連作短編。最近の『希望が死んだ夜に』や『境内ではお静かに』とはあまりに傾向が違うため、これから読む人は脳天にチョップを受けるような感覚かもしれません(^_^;)
自分の考え方や環境が変わったので、よほどのことがないかぎり続編を書くつもりは皆無なのですが、5年以上前に書いた小説にしてはクオリティーは高いと自負しています。各話の展開が二転三転したり、全体の伏線も多数張ったりしました。第二話「襲撃」のトリックが実現できるかどうか調べるために人体実験もしました。
「天祢涼の隠れた名作」というものがあるとすれば、間違いなくこれだと思っています。
ここまで書かれたら、ほら、読みたくなってきたでしょう?(笑) 「でも自分は電子書籍派ではなく紙派」というそこのあなたは、hontoや紀伊國屋書店のサイトで近くのお店に在庫がないか探してみよう!
ブックポート中野島店もおすすめ。先週時点では「天祢涼コーナー」に在庫があったし、ご希望なら「お名前を書きます」サービスもやってるよ!