5月22日刊の新作『あの子の殺人計画』の最終チェックは終わりました。あとは担当さんにお任せ。『希望が死んだ夜に』で探偵役を務めた仲田刑事がアリバイトリックに挑む長編ミステリー。あらすじは文藝春秋のサイトをご覧ください。こちらから読めます。
なお、上記あらすじは、本編と登場人物の名前が微妙に異なっています。近日中に修正される予定ですが、これは担当さんではなく天祢涼がやらかしたためです。
劇中では、高橋翔太という少年が重要な役割を果たします。彼の名字は入稿直前まで「加藤」だったのですが、「なんか高橋の方がそれっぽいな」と思って変更。この「それっぽい」というのは明確な理由があるわけではありません。はっきり言って気まぐれ、ノリと勢いです。
そのまま気分よく入稿用のデータをつくっていたのですが、はたと気づきました。
「被害者の名字、高藤じゃん。『高』が被ってるじゃん。『高橋』と似ていて視認性が低いじゃん」
翔太の名字を戻そうかと思ったのですが、天祢涼の中で彼はもはや「高橋」。そこで「高藤」を「遠山」に変更。これで視認性アップだ!……というドタバタを担当さんにちゃんと伝えていなかったため、「本編とあらすじで名前が違う」という事態に相成りました。いやはや、ご迷惑をおかけした。
なお、あらすじには影響ないのですが、「高藤」を「遠山」に変えたため「穴山」という人物を「穴井」に変えています。「山」が被ったので……これはちょっと気にしすぎだったかもですが。
ちなみに主人公の「きさら」も、最初は違う名前でした。が、お世話になっている書店員さんのTwitterアカウント名と同じであることに気づき、慌てて変更。もう一人、ある登場人物が友人の作家と同じ読み方なのですが、「漢字が違うからいいや」とそのままにしました。もう変えるの疲れた(^_^;)
こんな感じで、登場人物の名前はほぼ毎回迷走しています。ほかの作家はどうしてるんだろ。