確認するのを忘れていましたが、今年も全国広報コンクールの結果が発表されました。
全国の自治体では住民向けに広報紙を発行していて、そのコンクールが年に一度開催されるのです。「お役所仕事」などと侮ることなかれ、そこらの編集者では太刀打ちできないスキルを持ったすごい広報マンが全国にはたくさんいます。百聞は一見に如かずなので、とにかく今年最優秀賞(内閣総理大臣賞)を受賞した「広報しまだ」をご覧ください。こちらです。
なお、天祢涼は全国の広報マンに魅せられるあまり、『謎解き広報課』という小説まで書いてしまいました。
これだけ魅力的な題材を使ったにもかかわらず売上不振で続編は書けなかったのですが、いつか別の版元で同じテーマで書きたい気持ちはあります。
そんな自治体広報紙を題材にしたミステリーを書いた(たぶん)日本で唯一の小説家・天祢涼にとって今年のコンクールの一大トピックは!
『広報おおたけ』13年ぶりに入選
『広報おおたけ』は広島県大竹市の広報紙。担当者の一人は通称「家元さん」。2008年まで広報紙を担当した後で、定年退職後に広報紙に復帰した男性です。天祢涼は家元さんの第一期広報マン時代に知り合ってから、なにかとお世話になっています。『謎解き広報課』の謝辞にお名前をあげているほど。全国の広報マンを何人紹介していただいたことか!
そんな家元さんが撮った渾身の写真、ぜひご覧ください。ご本人は謙遜しているようですが、入選も納得のクオリティーです。こちらからPDFで見られます。
定年退職してからもクオリティーの高い広報紙をつくれる家元さんに敬意を表するし、単純にうれしい(笑)。おめでとうございます!