「最近の受賞者はメフィスト同窓会に行きづらいんじゃ?」という意見に対して

写真はメフィスト賞受賞者がもらえるホームズ像

今年は新型コロナの影響で延期(中止?)になりましたが、年に一度、メフィスト賞作家が集まる「メフィスト同窓会」という飲み会があります。天祢涼はこれに参加したいがために、「メフィスト賞なしでのデビュー」の打診を断った過去があります。

天祢 涼
ノンタイトルでデビューすると生き残るのが大変なので、いい判断だったといまでも思っています。「メフィスト賞作家」という肩書きは誇りですしね。


この同窓会について、先日、友人の作家が「最近の受賞者は参加しづらいんじゃないの?」と言っていました。理由は「受賞者が60人以上いるので、昔の人の作品を読んでいないから」。

実際に最近の受賞者とお会いしたことはない(50回受賞者の早坂吝さんが自分の中では〝最新〟)なので、友人の指摘が当たっているかどうかはわかりません。ただ参加者は自分の本を読まれたかどうかは気にしてないと思いますよ。少なくとも天祢涼はまったく気にしてませんし、お会いしたメフィスト賞作家の中に「なんで俺の本を読んでないんだ?」という人もいませんでした。

もちろん強制参加ではないですし、そういう集まりが好きではない人もいると思います。でも「本当は行きたいんだけど先輩作家の小説を読んでないから行きたくない」という人は、全然気にしなくてOKなんじゃないかと。それが理由で参加を避けているならもったいないと思います。

まあ、ここまで書いておいてなんだけど、天祢涼はこの数年、同窓会に行ってなくてはぐれメフィスト賞作家状態なんですけどね(スケジュールが合わなかったり、用事があったり色々ありまして)。

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天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。