書店で自分の本を買おうとしたときのこと事件

写真素材はacworksさんの作品を拝借しました。ありがとうございます。

もう何年か前の話ですが。


新作を出した直後、急遽、ある人に献本しなくてはならなくなりました。が、既にほかの人に献本しまくっていて手許に本がない。急いで購入しなくては! ちょうど出かけた先に書店があったので駆け込むと、自分の本が売ってました。しかもサイン本も。

サイン本の方を購入しようかと思ったのですが、まだ上梓したばかりだし、これから売れるかもしれないので通常版を持ってレジへ。並んでいると、感じのいい書店員さんが傍に来てこう言いました。

「いまなら天祢涼先生のサイン本がありますよ」

ええと……。

書店員「いかがですか?」
天祢涼「……です」
書店員「え?」
天祢涼「ほ……本人です


この後どうなったか? それはご想像にお任せします。少しだけ補足しておくと、いまほど人前に出ていないときのことだったので顔を知られれなくて当然ですし(いまもたいして知られてないけど・笑)、この書店員さんには現在も大変お世話になっていますm(_ _)m

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ABOUT US
天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。