正式な発売日は明日17日ですが、早いところでは既に店頭に並んでいるらしい『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』。劇中では何度か、遊園地の跡地が出てきます。
この跡地は作者の完全オリジナルではなく、2002年まで営業していた「向ヶ丘遊園」がモデルです。劇中でもそのまま「向ヶ丘遊園」という名称を使いました。ストーリーの都合でだいぶ改変してますけどね。
写真が下手なためわかりづらくて恐縮ですが、ここの桜は本当にきれいなのです。柵があって中には入れないのですが、春になると近辺を散歩しています。2023年度には温泉施設ができるそうで、ただいま絶賛工事中。静かな環境の中、お花見しながら散歩できるのも残りわずかでしょう。
結構な坂をのぼらないとたどり着けないので、お花見スポットとしてオススメはしない(笑)。
いまは遊具も完全に撤去されてるけど、遊園の跡地を見ていると時の流れを感じるんですよ。『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』はこの場所と、前々から書きたかった「好きになった人が幽霊になる」という設定が結びついて生まれた小説です。温泉施設が完成する前に書くことができてよかったと思ってます。
というわけで小田急沿線の書店さん、「舞台は向ヶ丘遊園」と大々的に打って展開とかどうですか? もちろん、沿線以外の書店さんも大歓迎ですよ!←宣伝
『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』は星海社FICTIONSから2021年2月17日発売です。詳細は公式サイトをご覧ください。