作業中の様子をライブ配信しないのは「あの口癖」のせい

最近、執筆や作画の様子をライブ配信するクリエイター(小説家や漫画家)が増えているそうですね。見ている人と適度なコミュニケーションを取りつつ、人目があるのでだらけずに仕事できるのだとか。


なにかと新しいことを試したがるミステリー作家・天祢涼も早速やってみよう!……と思いましたが、すぐに無理だという結論に至りました。


以前も書きましたが、執筆中は通報されそうな独り言が多いんですよ。状況によっては独り言を言いませんし、最近は人が死ぬ小説ばかり書いてるわけでもないので、ブログの執筆や豆色紙をつくっているときならいけるかも……と思ったのですが、どんな作業をしているときにも共通して出てくる独り言がやばい。


その独り言とは、「万策尽きた」。


これは、アニメ『SHIROBAKO』の本田さんの決め台詞(?)。スケジュールが狂ったり、スタッフが見つからなかったりするときに出てくる台詞です。

天祢涼はスケジュールと関係なく、この台詞を口にすることが非常に多い。長編のクライマックスで辻褄が合わなくなったときとかならまだ仕方ないかと思いますが、ブログの文章を書いているときですら、割と簡単に万策が尽きてます。


もちろん、本気で万策尽きたと思っているわけではなく、自分の中の宮森あおいが顔を出して解決策を見つけてくれるのを待っているのです(『SHIROBAKO』ネタが続いてすまん)。

なので「万策尽きた」と口にしても本気で追いつめられているわけではないのですが、配信を見ている人からしたら逆境に弱すぎる人です。なので、自分に作業の配信は向いてないという結論に至りました。


でも他人(特に同業者)の作業配信を見るのは楽しいですね。刺激も受けます。

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ABOUT US
天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。