拙著『希望が死んだ夜に』は、2017年9月の単行本版、2019年10月の文庫版の上梓以降、ありがたいことにたくさんの反響をいただいています。大変うれしいことなのですが、中には作者の意表をつく反響も。
その一つが、劇中に登場する居酒屋「祭り三昧」です。
このお店は小田急線新百合ヶ丘駅の近くにあるという設定で、ストーリー上それなりに重要な役割を果たします。昨年、文学YouTuberベルさんとオンライン対談した際、見ている人から「モデルはあるんですか?」という質問をいただきました。「ありません」とお答えしたのですが、つい先日も、某所で同じ質問をいただきました。
みんな、そんなに祭り三昧が気になるの?
モデルは本当にありません。劇中で果たす役割が役割だけに、むしろモデルがあると思われないように「ありそうでなさそうな店名」にしたのですが……いやあ、ここが気になる人が複数名いるとは思わなかった(^_^;)
さて、『希望が死んだ夜に』についてもう一つ。
今度の日曜日に八重洲ブックセンター本店のイベント『鈴木輝一郎 出張小説講座 in 八重洲 5th 「作家で生き残れ! というか、とりあえずデビューしようぜ諸君!」トークバトル』に登壇するのですが、鈴木さんの小説講座を受講している人たちへの課題図書に『希望が死んだ夜に』をあげています。その関係上、『希望』にいただいた質問についてネタバレを気にせずお話するつもりです。
小説家志望者はもちろんですが、『希望が死んだ夜に』を好きな人もぜひお越しいただければ。『希望』の反省点が『あの子の殺人計画』につながった話もできるとよいなあ。
お申し込みはこちらからどうぞ。7月30日17時半時点では、キャンセル枠も埋まりつつあります。