Apple Booksで天祢涼の新刊『拝啓 交換殺人の候』第3回の配信が始まりました。首吊り自殺しようと思ったらセーラー服を着た女の子と交換殺人の文通をすることになるお話です←雑なストーリー紹介
今回で最終回。期間限定で無料。「この続きは紙版で!」ということはなく、完結まで掲載されています。期間限定で無料(大事なことなので2度書いた)。読みたい人は下記画像をクリック!
紙版は7月28日ころ発売予定。連載版とはまた違った雰囲気の表紙になる予定。「モノ」としての所有欲を満たしてくれる本になりそうなので、連載版で読んだ人は紙版も買って読もう!
以下、ブログを見に来てくれた人向けの裏話。
「拝啓 交換殺人の候」というタイトルは、天祢涼の方から担当さんに提案しました。打ち合わせで「手紙が出てくることをにおわせる要素を入れる」「『交換殺人』という単語は入れる」などと方向性が決まってから、家でぼんやりしているときに降ってきた。天祢涼は「タイトルを考えるセンスはないけど、考えるのは好き」なので、自分の案が採用されたのはうれしい\(^o^)/
ちなみに、いつもプロット段階では仮タイトルというか、開発コードネーム的なタイトルをつけています。たとえば、『希望が死んだ夜に』なら「子どもの貧困ミステリー」、『境内ではお静かに 神盗みの事件帖』なら「境内3」といった具合です。あくまで(仮)なので、このまま本になることはありません。
『拝啓 交換殺人の候』の場合は「交換殺人ミステリー」だとあんまりなので、「交換殺人に向かない二人」という仮タイトルでした。そうしたら当時の担当さんから「いくら仮タイトルだからって他作品に似すぎてるのでもう少し考えようね」という意味のことを大人の言葉で言われました。うん、俺もそう思う。「交換殺人ミステリー」の方がよかった(笑)。