石田衣良さんの説明不要の大人気シリーズ「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ。その第16弾『獣たちのコロシアム』の解説を担当させていただきました。
マコトを訪ねてきたテレビ局のディレクター。彼は、児童虐待の動画を投稿し合うネットサークルを追っているという。動画には幼い少女が恐怖に震え、泣き叫ぶ姿が映されていた。マコトとタカシは、冷酷な獣たちをおびき寄せるために罠を仕掛け──。表題作ほか3篇収録、疾走感あふれるIWGPシリーズ第16作。
カバーの解説より
依頼をいただいたときは光栄すぎて混乱してしまい、落ち着くまで随分と時間がかかりました。でも、上記に引用したカバー解説の末尾に。
自分の名前が載っているのを見て混乱再び
いや、もう、本当に光栄で、なんと言ってよいのやら。まさか「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ関連のお仕事をいただける日が来ようとは……。最初にIWGPの存在を知ったのはドラマ版でした。もう20年以上前のこと。あのときは、まさかこんな日が来るとは想像もしていなかった……って、当たり前ですが。
さっきからずっと、ドラマ版の主題歌「忘却の空」を聴いてます。
解説では、マコトに関して前々から気になってたことや、極めて一方的な嫉妬(笑)を書かせてもらいました。自分は『あの子の殺人計画』という虐待をテーマをにしたミステリーを上梓したことがあるので、それゆえに「獣たちのコロシアム」を読んで思ったことも少々。自由に書かせていただき、光栄であると同時に楽しい仕事でしたm(_ _)m
『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパークXVI』は文春文庫より9月1日ころ発売です。