SNSでは既に書いたけど、ポメラDM250を買っちゃいました。今年は14インチMacBook Proを購入したので、もうガジェット系のアイテムは買わないつもりだったんですけどね。
実は先日、ポメラDM200が販売終了になっていた際、ポメラの歴史は終わったと思い込んでDM100を売却してしまいました。なくなることが決まったガジェットに頼り切ると、将来、替えがきかなくなって困るからです。
でも「MacBook Proを持っていくほどじゃない、ちょっとしたお出かけのときに持ち歩けるテキスト入力ガジェット」はやっぱり必要で、DM100を売却したことを激しく後悔することに(苦笑)。中古で買い直そうか迷っているときにDM250発売のアナウンスが!
前述のように14インチMacBook Proを買ったばかりだし、DM250の価格が予想以上に高かったので迷いましたが、「仕事に使う道具だから」と(言い訳をして)判断して、結局、発売日に購入。
なんのかので2週間ほぼ毎日使った率直な感想を書きます。
満足しているところ
DM100よりいいところは、なんと言ってもUSキーボードに対応したことですね。普段、MacではUSキーボードを使っているので、DM100ではJISで打つのにちょっと苦労してました。
このストレスがDM250ではない! Macを使っているときと同じような感覚で文章を書くことができます。これがDM250を買った決め手と言っても過言ではないです。
キーボードの質感もよく、カタカタ打ち込んでいるだけで楽しくなります。
あと、軽いです。14インチのMacBook Proが1.6kg。リュックに入れてしまえば気にならない重さとはいえ、DM250は600gちょっとですからね。こっちに慣れると、やっぱり14インチMacBook Proは重たく感じます。ちょっとしたお出かけの最中にMacBook Proをヘビーに使うことは考えにくいし、お出かけのお伴にはDM250の方が多くなりそう。
実際、電車の中で長編原稿の一部を書いて、帰宅後Macに転送、Scrivener 3にコピペして執筆再開……という使い方もできました。寝室に持ち込んで、寝る前に閃いたネタを書き留めるのにも使っています。
手こずったのは、Macから辞書をインポートすることですね。DM100でインポートできたPC版ATOKの辞書が、なぜかDM250ではインポートできず。いろんなサイトを見て回ってこちらのブログのDM200へのインポートを参考にしたところ、理屈はわからないけどうまくいきました。
思ったのと違ったところ
使っていて「うん?」と思ったところもあります。自分の勘違いで、DM250は悪くないのですが。
確定アンドゥって、変換を確定した直後にしか使えないんですね(^_^;)
てっきり前の方に書いた文字も再変換できると思っていました。DM250購入直後、これに気づいたときは「ポメラに騙された!」と叫んじゃいましたよ。※ポメラは騙してません
ただ、DM250のATOKは賢い=変換精度が高いので、後から再変換したくなる誤変換はそれほどありません。この点には満足しています。
もう一つ、「思ってたんと違う」のは、スマホ向けアプリの「pomera Link」でしょうか。ファイルを同期する際はスマホ側からもDM250にアクセスしなくてはならなくて、これが意外とめんどい。急ぎのときに短い文章をMacに転送したいときは、結局これまでどおりQRコードを使ってます。DM100でQRコードを多用していたので、こっちの方が慣れているというのもあるかも。
困ってるところ
「うん?」と思うところもありつつ、どこにも持ち運べて、ちょっとした文章を書けるので大満足……なのですが、自分の場合、多大なストレスを感じる点があります。
それは、チャタリングが多いこと。
1回しかキーを押したつもりがなくても、デバイス側に「2回押した」と判断されて、「ああ」とか「っk」とか入力されてしまう、あの現象のことです。
これがもう、本当に多い。ちょっと気を抜くと頻発します。
ただ、軽く検索したところ、同じ症状で困ってる人はあまりいないようなんですよね。初期不良を疑いましたが(「っ」が延々と打ち込まれたことが2回ある・苦笑)、思えばDM100のときも同じことで悩んでいました。自分はAppleの薄型キーボードを使っておりまして、キーをなぞるように打鍵するのが好きです(キーが薄すぎて手が疲れるので、DIYの台で高さを上げてはいます)。
この打鍵方法だとチャタリングを多発する気がして、試しにキーを一つ一つしっかり押し込むように打鍵すると発生頻度が激減しました。
デバイスの問題ではなく、自分の打鍵方法が原因っぽい。薄型キーボードと同じように打鍵してもチャタリングが起こらないように、例えばキーリピートの設定をいじったりできるのが理想なんですけどね。
まとめ
「いまどき、文章を書くことしかできないデバイスに6万円近く払う価値があるのか?」と問われれば、正直、返答に困ります。それだけ出せば、ミドルレンジのスマホが買えちゃいますからね。
でも「ちょっとした隙間時間にも文章を書きたい」「思いついたネタをいつでもどこでもメモしたい」などという人なら重宝するガジェットであることは間違いありません。
かくいう自分は、重宝する一人。高い買い物だったし、購入直後は「騙された」と思ったけど(笑)、いまは満足しています。
といわけで、いろいろ書いたけどポメラDM250君、これからも末長くよろしく!