ファーイーストガジェットのブラックアウトステッカーは最高。気になる点は1つだけ

天祢涼

長めの記事ですが、要はファーイーストガジェットのブラックアウトステッカーは「最高」ということです。MacBook Proを購入してすぐ買うべきだった!

昨年、迷いに迷った末に購入した14インチM1 Pro MacBook Pro。長らくiMac Retina 5K Displayを使っていてノートパソコンをメインマシンにすることに不安はありましたが、現状、不満らしい不満はほとんどなし。27インチの4Kディスプレイにつないでもファンが回ることはなく、デスクトップ風に使えて快適。もちろんノートパソコンとしても最高。

普段は文章を書いているだけ、たまに趣味で3D系アプリをいじるだけの自分には明らかにオーバースペックですが、いい買い物をした\(^o^)/

が、数少ない、でも割と大きな不満がキーボードのテカリ。導入して半年もすると、テカテカし始めて気になるようになりました。掃除をしても皮脂がこびりついているのか、塗装が剥げてしまったのか、どうしてもきれいにならない。「使っていればテカって当然」「使用感が出るのはいいこと」と自分に言い聞かせてきましたが、蛍光灯の下だとちょっと看過できないレベルでテカリ始めて気になるように。

キーボードカバーをつけてみたこともあるのですが、打鍵感が変わってしまってしっくりこない。カバーをつけたままMacBook Proを閉じるとディスプレイを傷つけることがある(らしい)ので、その点にも抵抗を感じる。

「まあ、テカってるだけで使う分には問題ないから。中古で売却する予定もないから」と思おうとしているところに、なんともクールなアイテムを見つけました。それがファーイーストガジェットさんのブラックアウトステッカー

上記の画像を見てもらえればわかるとおり、キーボード一つ一つに貼るステッカーです。黒一色なので、もちろんキーボードの印字は見えなくなります。でも、ステッカーの形がそれぞれ微妙に異なるので、印字が見えなくても完全にキーがわからなくなるわけではない。

完全に黒くて四角いだけのブラックアウトステッカーProというのもあります。

自分のようにある程度はブラインドタッチできる物書きなら、このステッカーを貼ってもなんとか打鍵できるかも……テカリは気になるし、いざとなれば剥がせばいいし……と思って購入。

それから早2ヵ月。控え目に言って最高です。以下、ブラックアウトステッカーを買ってよかったことを3つ、デメリットというか気になることを1つ、語らせていただくっ!

天祢涼が購入したのはすべてUSキーボード版です。また、Macの型番によって対応しているステッカーが異なります。購入の際は自分のMacに適合しているか、ご自分で判断なさってくださいませ。念のため、ファーイーストガジェットさんのサイトにもリンクを貼っておきます。こちらです。

よかったこと1 MacBook Proのキーボードがクリーンに

なんと言っても最大のメリットはこれ。テカっていく一方だったキーボードが保護されました。おかげでテカリを気にせずキーボードを打鍵できる。これが思いのほか快適で、ストレスなく小説を書けるようになりました。

もちろん、このステッカーにも皮脂はつきます。でも拭けばきれいに落ちる。頑固な汚れも、水で濡らした後きつく絞って水分を抜いた激オチくんで軽くこすれば消滅(自己責任でお願いします)。これだけでも買った甲斐がありました。

よかったこと2 打鍵感がパワーアップ

ブラックアウトステッカーを買った人のレビューを読んでいて気になったのが、次の2点。

  • ステッカーを貼ることによって打鍵感が変わる
  • ステッカーが文字の形状に切り抜かれているので、指先に違和感を覚える

これを読んで一度は購入を見送ったのですが、いざ使ってみるとまったくの杞憂でした。

以下は個人の見解なので、人によるとは思います。

確かにステッカーを貼ることによって打鍵感は変わります。キーの表面がマットになり、押したときにやや重たい感じがする。が、自分にとってはそれが心地いい。むしろ「ちゃんと押した」感がパワーアップして、ただでさえ好きだった14インチMacBook Proの打鍵感がさらに好きになりました。

形状が切り抜かれていることによる指先の違和感も、まったく気にならない。指先がほどよく刺激されるし、触感でなんのキーか判別もできるのでありがたいくらい。いまのところ、ステッカーなしに戻ろうとは思いません。

よかったこと3 かっこいい!

前の2つと違って、実用面とは一切関係ないのですが。

かっこよくない?

14インチのMacBook Proのキー周りがもともと黒いこともあって、ブラックアウトステッカーを貼ると完全な黒に。もうこれを見ただけでテンションが上がります。しかも使っている人があまりいないので、「これを使いこなしている俺もかっこいい!」とテンションが上がる……って、ばかみたいだけど(笑)。

でも朝から晩まで使っていて、忙しいときには寝室にまで持ち込む相棒的なガジェットですからね。自分のテンションを上げること大事、絶対。

なので、MacBook Proをかっこよくしてくれる意味でも最高なのです、ブラックアウトステッカー。

デメリットというか気になること

以上、個人的にはここ数ヵ月で一番「買ってよかった」と思えるブラックアウトステッカーなのですが、気になる点が一つだけ。

キーボードの一つ一つにステッカーを貼るのは面倒ですが、四辺の位置に気をつけるだけなので難易度は高くないです。私見ですが、WraplusのステッカーをMacやiPadに貼れる人なら時間はかかるものの、問題なく貼れるでしょう。ピンセットを使うことが推奨されてますが、手でも貼れないことはない。貼った直後なら、ゆっくり剥がせば剥がすことも、まあ、できる。

自分は基本ピンセット、時々素手で貼りました。貼り直した箇所は、当初こそよれが気になりましたが、使っているうちになじんで、どのキーがよれていたかわからなくなった(笑)。

ただし、難易度が低いのは「貼ること」だけ。

commandやcaps lockなど一部のキーに穴が空いているのですが、この穴の空け方が難しい。穴の部分は切り抜きになっていて、説明書には「つまようじかなにかで切り抜き部分を押してステッカーを台紙から剥がす」というやり方が書かれているのですが、気をつけないとステッカーの裏側に貼りついてしまい、剥がすことが困難に。

自分は一度、裏にべったり貼りついてしまい、剥がすのにかなり難儀しました。最初から切り抜いた状態で売ってくれればいいのに……とは思うけど、それだと価格が跳ね上がりそうだからいまのままでいいや(笑)。

ステッカーの隅に埃が付着しやすいことが気になる人もいるようです。拭けばほとんど取れるので、自分は気になりませんが。

繰り返すけど自分にとっては最高のアイテム

以上、ブラックアウトステッカーについて語ってみました。最後にあげた点さえ乗り切れれば、最高の打鍵体験が待っている! 正直、万人にオススメできるアイテムではありません。でも自分は、M3かM4かM5かわからないけどMacBook Proを買い替えることがあったらまた貼ります、ブラックアウトステッカー。

ファーイーストガジェットさんには、この世にMacBook Proがあるかぎり、このステッカーをつくり続けていただきたい!

おまけ①

ブラックアウトステッカーが気に入ったので、デスクトップ用のMagic Keyboardに白版こと「ホワイトアウトステッカー」も貼ってみました。なかなかいい感じ! ただ、

写真だとわかりづらいでしょうが、「command」の文字がぼんやり浮かび上がってる。このキーは頻繁に押すから仕方ないのでしょうが……(^_^;)

おまけ②

貼り方が悪くてスペースキーに貼ったホワイトアウトステッカーが剥がれてしまいました。貼り直そうとしたらよれてしまって再起不能になってしまったので、切れ端を使う&予備のステッカーで応急処置。

こうして見るとツギハギ感すごいな。でもこの辺りに触れることも、見ることもほとんどないので、普段は全然気にならない(笑)。

天祢涼

こうやって自分オリジナルに染まっていく様が好きだったりもする。

この記事が気に入ったらシェアお願いしますm(_ _)m
ABOUT US
天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。