『キン肉マン』小噺

ここ最近の『キン肉マン』を読んでいて書かずにはいられなくなった小噺です。『キン肉マン』がわかる人限定のネタ。2023年7月31日に更新された425話までのネタバレを含むので、コミック派のかたは自己責任でお読みください。

登場人物

現在の天祢涼(現在)…2023年から過去に戻ってきた天祢涼
30年前の天祢涼(30年前)…小説家になることを夢見る少年時代の天祢涼

本編

現在「私は30年後の未来から来た天祢涼。この先の世界で大ヒットするミステリーを持ってきた。これをお前が書いたことにして先に世に出せば、楽してベストセラー作家になれるぞ」
30年前「やったー! でも、あんたが30年後から来たという証拠はあるの?」
現在「ある。お前もいまの私も大好きな『キン肉マン』の展開を教えてやろう」
30年前「展開もなにも『キン肉マン』は36巻で終わってるし」
現在「いや、『キン肉マン』は現在82巻まで出ている」
30年前「は……82巻?」
現在「この前、ソルジャーがブロッケンJr.とタッグを組んでオメガマンの双子の兄を倒した」
30年前「ふ……双子? しかもパートナーがブロッケン!?」
現在「フェニックスはビッグボディとタッグを組んでツープラトンを披露した」
30年前「…………」
現在「そして最新の展開ではケンダマンのピンチにゼブラとマリポーサが駆けつけた!」
30年前「帰れ、この嘘つきペテン師野郎」

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ABOUT US
天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。