『境内ではお静かに 縁結び神社の事件帖』が先日も書店さんから注文があったそうで、ありがたいかぎりのミステリー作家・天祢涼です。現在、二作目を執筆中。
それより先に刊行予定なのが、『希望が死んだ夜に』の文庫版です。今週もその作業をしていました。ようやく固まってきた本文を必死に読み返し。単行本のときは気づかなかった問題点が見つかったり、担当氏の指摘を踏まえて設定を変更した結果、ちょっと不自然になったところに手を加えたり。
話そのものは大きく変わってはいないけれど、修正個所は結構な数になりそうです。
決してベストセラーになったわけではないこの本が、2年待たずに文庫化が決まったのは応援してくださった皆様のおかげ。改めて感謝しつつ、一歩一歩完成に近づけいております。
今週は、解説もいただきました。『希望が死んだ夜に』にかぎらず、天祢涼の本全般をものすごく深く分析いただいた上で絶賛くださっている解説です。最初の数行を読んだだけで感激しすぎて自分のことでないようで、一周回って冷静に読むことができました(笑)。
本当にすばらしい解説をいただいたので、ぜひお読みくださいませm(_ _)m
なお、単行本版は店頭在庫があるものの、オンライン書店では入手が難しくなりつつあります。
劇中の舞台近辺の書店、TSUTAYA向ヶ丘遊園店、住吉書房登戸店、ブックポート中野島店には、まだ店頭に置いていただいてます。
再三書いているように、内容のクオリティーは文庫の方が上です。文庫は文庫で、きれいな表紙にしてもらえそうです。
でも単行本には単行本の美しさがあるので、ほしい方はぜひどうぞ。
作者としては、文庫発売後も重版をかけて単行本の販売を続けてほしいくらいですよ!……さすがに無理だけど(^_^;)