『希望が死んだ夜に』が重版

本日、『希望が死んだ夜に』文庫版の重版が決まりました!

単行本の発売から2年5ヵ月、文庫版からは4ヵ月……うれしいのはもちろんですが、正直ほっとしてもいます。『あの子の殺人計画』に続く原稿がやばいことになっていなかったら、ベッドに倒れ込んでいるレベルです。

次の仕事が危機的状況であることをさらりと自白。



ほっとはしていますが、引き続き販促は続けていくつもり。

これだけ評価も応援もいただいているのだから、作者としては3刷、4刷と目指したい気持ちが当然あるのです。何度か書いているように、「売上は小説のすべてではないが、大事な指標の一つ」と思っています(テーマがテーマだけに、重版の度に少額でもしかるべきところに寄附できないかと考えてもいます)。

それに、刷った分がまるまる余ったら版元にとんでもなく迷惑がかかりますからね。せっかく重版をかけてもらったのに、そいつはまずい(笑)。

というわけで、新規はもちろん、追加で『希望が死んだ夜に』を展開してくださる書店さんを募集中です。『境内ではお静かに』2作目、『あの子の殺人計画』の情報解禁を受けてフリーペーパーも少しだけ新しくなりましたので、ぜひ!

数週間以内に重版分が補充されて、在庫に余裕ができると思います。



……と「戦いは続く!」モードではあるのですが、それはそれとして、応援してくださった方々に心から御礼を申し上げます。

『希望が死んだ夜に』は、読んでくれた人の口コミでじわじわ広がっていった本です。ある書店員さんからは「珍しい売れ方をしている」と言ってもらいました。これは狙ってできることではありません。ポップだけでなく、オリジナル帯をつくってくれた書店員さんもいました。

SNSでは読者さんの感想が毎日のように続いているし、ほかの人に薦めてくれている人もいるようです。文庫化の大幅前倒しも、発売後4ヵ月経ってからの重版も、こうした口コミがあってこそ。本当に本当に、

ありがとうございましたm(_ _)m

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天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。