日本時間の11月11日午前3時からの発表会で、AppleがApple Silicon(M1チップ)搭載のMacを発表しました。MacBook AirとMacBook Pro(13インチ)は噂どおりでしたが、意外だったのがMac miniの登場。たぶん、事前リークはなかったですよね。ちょっとだけデザインも変わった様子。
MacBook AirとMacBook Proに関しては見た目そのまま。がっかりな反面、バタフライキーボード復活の噂もあったので、ちょっと安心している。バタフライが嫌とかそういう問題じゃなくて、Magic Keyboardが好きすぎるんですよ。
Mac mini以外はお値段は変わっていないように見えますが、カスタマイズしたMacBook Proの最上位モデルは、Intel版よりかなりお安いです。もっとも、メモリはIntel版が32GB、M1版が16GBが最上位なので単純比較はできません。
2020年11月11日夕方追記・メモリ以前にポートの数からしてIntel版MacBook Proの下位モデルがM1版に置き換えられた感じなのかな? だとしたら、ますます比較できないですね。
「買うか?」と訊かれたら、すなおには頷けない。MacBook Airは今年買ったモデルがすばらしすぎてあと5年は使いたいので、買うとしたらMacBook Pro。ただ、Appleにかぎらず初物のガジェットにトラブルはつきもの。即座に購入するのは、まさに「人柱」です。今後長く使うことを考えたら、やっぱりメモリは32GBほしいし、来年には14インチの新生MacBook Proが登場するという噂もある。いつもの天祢涼なら100%「見送り」です。
ただし、次の2つの条件を満たせば購入を本気で検討します。
iMacが故障する
いや、満たしてほしくない条件ですが(^_^;)
2014年からメインで使っているiMac Retina 5K Displayがそろそろやばい。焼きつきはひどいし、時々、挙動不審になる。一度ブルースクリーンにもなりました。
前述のようにサブ機で使っているMacBook Airはすばらしいのですが、メインで使うには若干力不足。M1版iMacが出るまで待ってられないので、その場合は新たなメインマシンとしてMacBook Proを買ってしまうかも。
物書堂のアプリが動く
これ、重要。天祢涼は小説を書く際、Scrivener 3で下書きして、egword Universal 2で清書しています。どちらも物書堂さんのアプリです。
ScrivenerはM1に対応することが発表されていますが、物書堂さんの方は不明(たぶん)。いくらAppleが「Rosetta 2でこれまでのアプリも問題なく動くよ!」と言っても、個別のアプリがどうなるかはわかりません。
それに天祢涼が使っている日本語入力ソフト「かわせみ2」も物書堂製。ATOKや純正日本語入力に乗り換えようとしても戻ってきてしまう、手に馴染んだアプリ。これがないと仕事どころか、Macを使えません。
逆に言えば、物書堂アプリが動くならM1版Mac購入の障壁は一気に低くなります。もっと言えば、物書堂さんが、
- MacでもiPadでも使えて、クラウド経由で同じファイルをいじれる
- 画面分割に対応している
- ダークモード搭載している
- もちろん縦書き可能
こんなエディタをつくってくれたら、多少の不具合があってもM1版Macを買ってもいい……いや、買わせていただく(笑)。
こうやって自分の考えをまとめてみると、結局M1版Macを買うかどうかは「物書堂次第」ということになりますね。どれだけ依存してるんだ、自分。