「俺の代表作は次回作」と言い張っている天祢涼です。でも傍目には、代表作は『希望が死んだ夜に』になるでしょうね。←え?
単行本版は全然売れなかったのですが、口コミでじわじわ評判が広まり、前倒しで文庫化されて現在5刷。作家冥利に尽きますm(_ _)m
同じキャラクターが探偵役を務めるシリーズ第二弾が『あの子の殺人計画』。
実は『希望が死んだ夜に』と『あの子の殺人計画』では探偵役の設定に微妙な矛盾があるのですが、そこはフィクションということでお読み流しいただければ。
光栄なことにこちらも高い評価をいただき、年末のミステリーランキングに続々ランクインしました。この本絡みのキーワードで検索して当ブログに来てくれる人も続いています。興味を持っていただきうれしいです。
ただ、時折、「あの子の殺人計画 文庫化」「あの子の殺人計画 文庫 いつ」という文庫化絡みの情報を求めてくる人もいます。そんな人のために明記しておきます。現状、文庫化の予定はありませんし、そもそも文庫になるかどうかもわかりません。
以前も少し書きましたが、単行本が売れなかった本は文庫にならないのです(「単行本が完成版なので文庫にはしたくない」という本もあるので、全部が全部そうというわけではありません)。『あの子の殺人計画』は重版もかかりましたし、前述のとおりミステリーランキングでも評価されてはいます。
が、いまのところ文庫化の話はないです。
別に版元の文藝春秋と喧嘩しているとかそういう話ではなく、まだ発売して1年経ってませんからね。文庫化の話が来てない方が自然です(笑)。ただ、文庫版を求める人が割といるので「いまのところはないよ!」と伝えておくためにこの記事を書きました。
というわけで、すぐに読みたい人は単行本版をどうぞ。八重洲ブックセンター本店はサイン本を通販中。こちらから買えるよ!