メフィスト賞の後輩・早坂吝さんから『四元館の殺人 探偵AIのリアル・ディープラーニング』をいただきました。ありがとうございます。
今度の舞台は雪山の館。驚天動地の犯人、爆誕⁉ 「犯罪オークションへようこそ!」。犯人のAI・以相(いあ)が電脳空間で開催した闇オークション、落札したのは従姉を殺され復讐を誓う少女!? 以相の企みを阻止すべく、探偵のAI・相以(あい)と助手の輔(たすく)が辿り着いた先は、奇怪な館、四元館(よんげんかん)だった。連鎖する不可思議な殺人事件。人工知能の推理が解き明かす前代未聞の「犯人」とは!? 本格ミステリの奇才が“館ミステリ”の新たなる地平を鮮烈に切り開く!
版元ドットコムより引用
「探偵AI」シリーズ3作目ですね。過去2作がおもしろかったので、読むのが楽しみですm(_ _)m
上記サービスに応援書店さんがない人は、レジで公式サイトを見せて直接ご注文をm(_ _)m
なお早坂さんは、天祢涼が最も才能に嫉妬しているミステリー作家の一人。
早坂ミステリーは、デビュー作以降、一貫して「ミステリーとしてのオリジナリティー」にあふれていると思っています。自分にとっては「この人にしか書けない唯一無二のミステリー、いかにもメフィスト賞らしい作家」に見えるのです。
これは自分がデビュー当時に目指していて、早々に挫折した路線。
天祢涼はその路線を目指したミステリーを書いてもセールスが伴わず、ほかに書きたい路線を見つけてそちらに移行して、どうにか小説家を続けています(幸運なことです)。もちろん、いまの「社会派」「ラブコメ」路線は書いていて楽しいし、ずっと書き続けたいとも思っています。
でも初期の路線に未練がないと言えば嘘になる。
というわけで、その路線を続けて成功している早坂吝さんの才能には、激しい嫉妬を抱いているのです。早坂さんがものすごくいい人なのが、またなんとも(笑)。