大雪のため1日順延しましたが、2月16日に第14回本格ミステリ大賞の選考会が行われ、下記作品がノミネートされました(タイトル50音順、敬称略)。
【小説部門】
『教場』長岡弘樹(小学館)
『水族館の殺人』青崎有吾(東京創元社)
『スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』森川智喜(講談社)
『ノックス・マシン』法月綸太郎(角川書店)
『螺旋の底』深木章子(原書房)
【評論・研究部門】
『エラリー・クイーンの騎士たち』飯城勇三(論創社)
『日本推理小説論争史』郷原宏(双葉社)
『日本探偵小説を読む 偏光と挑発のミステリ史』押野武志・諸岡卓真/編著(北海道大学出版会)
『変格探偵小説入門』谷口基(岩波書店)
『ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?』内田隆三(岩波書店)
なお、天祢涼は選考過程を執筆する役目を仰せつかったため、選考会に参加しておりました(選考そのものには関与していません)。目の前で候補作が決められていく現場というのは新鮮で、非常に興味深かったです。
候補者への電話連絡も担当したのですが、何人かお友達もいて、「ノミネートおめでとうございます」と直接云うことができたのはうれしかった。いまをときめく青崎有吾さんとお話しすることもできたし。森川智喜さんとは、
「辞退するならいまのうちだぞ」
「なぜ辞退しなくてはならない!?」
というしょうもない会話をしておりました。
大賞を決める公開開票式は5月12日の予定です。