『ジャーロ』2014年春号に短編『五月 花を抱いて恋せよ乙女』を寄稿しました。前号より開始した『フラワーバスケット』の第二話です。前回は仕事に悩む青年の話でしたが、今回は空手家少女のハートフルな恋愛話だ!(たぶん)
また、第14回本格ミステリ大賞の選考過程要旨も寄稿しました。候補作以外の作品にも興味がある方はぜひどうぞ。
以下、例によって裏話。
- 今回は入校直前までまったく違うタイトルで進めていました。しかし修正も終わって担当さんに送る直前でふと気づいてしまったのす。「あれ? このタイトルってネタバレしてね?」と。
知人に相談したところ、「犯人はヤスと云っているに等しい(=完全にネタバレ)」と 云われてしまい、泡を食って土壇場でタイトルを変更しました。 - イラストを担当いただいたのは、今回も上杉久代さん。ヒロインがものすごくかわいいです。まさに空手家少女! これだけでも一見の価値あり。
- 執筆中は少女な気分に浸ろうと、『歌物語』(薬師丸ひろ子)とJoanna Newsom(ハープ弾きの女性シンガー)の曲をエンドレスで聴いていました。おかげさまで執筆が大変はかどったのですが、同じ曲を聴いてアホバカ世襲議員が主人公の『セシューズ・ハイ2(仮)』を書いてみたら、まったく筆が進みまず……音楽って大事なのね。