5月の話ですが、ソフトバンクを解約して、IIJmioの「みおふぉん」に乗り換えました。いま話題の格安SIMというやつです。
以下、変えた理由と使用感なんぞを。
そもそも変えた理由
iPhone3GS発売を機にウィルコムからソフトバンクにして以降、特に不満もなく使っておりました。自分の生活圏ならつながりにくいということもなく、iPhone4Sでも引き続きソフトバンクにお世話に。このままずっと添い遂げるつもりでおりました。
が、「実質0円」やら「●●割」などで、自分がなににお金を払っているのかわからない料金形態が、徐々に気になり始めたのです。
そんな時にdocomoがiPhoneに参入。MNPによる新規契約者優遇策を見ているうちに、「この分の料金って長期契約者に転嫁されてるんだよね?」と、なんだか引っかかるように。
ただ、それだけならソフトバンクを解約しようとまでは思いませんでした。なんだかんだで応援していますし、ホークスも嫌いじゃないし、繰り返しになるけど使用感に不満はありませんでしたからね。
決定的だったのはLifeTouch NOTEの存在なのです。
LifeTouch NOTEとは?
おそらく知らない人が大多数であろう、NECが出していてたモバイル機器。モバイルギアやシグマリオンの後継機とも云える存在。フルキーボードのついたタブレットPCとして期待されるも、使い勝手がいまいちで、2年と経たずディスコンに。が、天祢涼の身内には、未だこれの愛用者がいるのです。
こいつの維持費を安く済ませ、かつ、自分のiPhoneの月額使用料も低くする……そんな魔法のような解決法が「みおふぉん」でした。
みおふぉんのファミリープランが激安
みおふぉんのファミリープランは、SIMが三つもらえます。しかも音声通話機能つきのSIMもある(詳細はこちら参照)。
これを手に入れれば、iPhone、LifeTouch NOTEに加えて、引退していたHW-01C(いわゆるモバイルWi-Fiルーター)を現役復帰させて、月額およそ4000円で運用できるのです。現状の通信費が、iPhone約6000円、LifeTouch NOTE約6500円なので、なんと価格が3分の1以下に!
こいつは変えない理由がない
しかもLifeTouch NOTEはSIMロックがかかっていて、docomoのSIM以外は使えない。となると、必然的にソフトバンクを解約する以外、選択肢はなくなります(みおふぉんはdocomoの回線を借りているMVNOです)。
とはいえ、迷ったのがiPhoneでした。
いま使っているiPhone4SはSIMロックがかかっているので、SIMフリーのみおふぉんが使えない、即ち、買い替えなくてはならない。例年どおりなら、秋にはiPhone6が出る。ここでSIMフリーのiPhoneを買ったら、いくら月額使用料が安くなるとはいえ、30ヵ月は使わないともとを取れない……。
さんざん悩みましたが、LifeTouch NOTEの月額使用料の高さに閉口したので、渋谷のApple Storeへ。iPhone5sのスペースグレー32GBを77800円(税別)で購入しました。これにみおふぉんの初期費用3000円に、ソフトバンクが2年縛り途中での解約なので違約金が1万円近く発生。結構な出費になりました。
すばらしい使用感
かくしてSIMフリーデビューしたのですが、「自分がなににお金を払っているのか」がはっきりしたし、月額使用料が滅茶苦茶安くなったので後悔はしていません。
肝心の使用感ですが、音声通話、インターネットともにまったく問題なし。ソフトバンク時代と変わらぬ品質です。
詳細はIIJmioのサイトを見ていただきたいのですが、みおふぉんには「クーポン」というシステムがあって、クーポンをオフにしている間はLTE接続にならず、回線速度が低下します。それでもメールやニュースサイトを見たり、Evernoteにメモを取るくらいならストレスはなし。天祢涼の使用範囲ではまったく問題にならないわけですね。実にすばらしい。思い切って変えてよかった!
と、みおふぉんのステマと疑われても仕方がないくらいの絶賛っぷりですが(笑)、正直に書けばデメリットもあり、万人にはオススメできません。
後編では、その辺りのことを書く予定。
※IIJmioは、公式にはLifeTouch NOTEでの使用はサポートしていないようです。天祢涼はネット情報で使えると判断、実際に使えていますが、あくまで自己責任でお願いします。
天祢 涼(あまね りょう)