光文社のSさんから赤川次郎先生の『えんじ色のカーテン』をいただきました。
『えんじ色のカーテン』は杉原爽香42歳の冬を描いた作品。ご存じの方も多いでしょうが、杉原爽香シリーズは毎年一冊刊行、その度に劇中で一年ずつ時間が経過しています。一作目では15歳だった爽香は、就職、結婚、出産などを経て、今年で42歳になりました。
天祢涼はこのシリーズを中学生の頃から読んでおりまして、年一回の刊行を楽しみにしております。デビュー後、パーティーでお会いした光文社文庫のSさんにそのことをお話ししたら、なんとSさんが杉原爽香シリーズを立ち上げた編集者さんだったのです。興奮&歓喜して、以来、お会いする度に作家ではなく、一人の爽香ファンとしてお話しさせていただいております。
子どもの頃から読んでいたシリーズを立ち上げた人にファンとして会えるって、なかなかない機会ですよ。
そのご縁で頂戴した本作。楽しみに読ませていただきます。
天祢 涼(あまね りょう)