来月刊行予定の『銀髪少女は音を視る ニュクス事件ファイル』(『ニュクス』)。今回もPVをつくります。ただし、今回つくるのは天祢涼ではありません。映像のプロにお願いしました。
天祢涼とPVの歴史
天祢涼は2014年刊の『都知事探偵・漆原翔太郎』以降、毎回、自分でPVをつくっております。これはほとんど趣味です。毎日毎日文字ばっかり書いていると、無性に文字を動かしたり、光らせたりしたくなるんですよ。
Final Cut Pro XというApple純正の動画作成ソフトを買ってからは、すっかりPVづくりにハマってしまいました(週に何時間もいじっていた時期もあります)。
が、所詮は素人。思うような映像をつくれず、忸怩たる思いをしておりました。せっかくSirakabaさんからすばらしい楽曲をもらっているのに、映像が貧弱なせいで再生回数が少ないことも申し訳なく思っておりました。
しかも『ニュクス』はデビュー作の探偵・音宮美夜が5年ぶりに主役を張る小説。どうせならかっこいいPVにしたい。
そこで思い切って、プロに依頼することにしたのです。
お願いしたプロは経験豊富
このプロは、After Effectsを自在に使いこなし、これまでゲームや実写の映像をいくつも世に出してきたすごい人。あまりゲームに詳しくない天祢涼でも名前は知っている作品のPVをつくったこともあるそうです。手がけた動画を見せてもらったこともありますが、どうやってつくっているのか見当もつきません。
天祢涼がつくったPVに対しても「ああした方がいい」「こうした方がいい」とアドバイスをくれたことがあります……やり方がわからないのでスルーしたけど(笑)。
そういう経験豊富な方に駄目元で依頼したところ、なんと快諾いただきました!
「こんなイメージでお願いできますかね?」と打ち合わせをして、現在、制作してもらっている真っ最中。どんなPVになるのか、楽しみで仕方ありません。
主題歌は音宮美夜にぴったり!
楽曲は、今回もSirakabaさんにお願いしました。美夜が主役のミステリは、基本的にマンガやアニメのノリで書いています。そのことを伝えたところ、アニメの主題歌を思わせるノリで、かつ謎めいた雰囲気の楽曲をつくってもらいました。「細部にこだわりたい」ということでまだ完成版はもらっていないのですが、サビの部分はこんな歌詞。
蒼い声を視て 紅い声を追いかけ
音が視界を揺らすとき
「美夜が主役のアニメができたらこんな風にしてほしい」と思うほど、作品の世界観にぴったりです。近日中に一部をアップできるよう調整中。乞うご期待!
とんでもなくかっこいいPVもついてくる『銀髪少女は音を視る ニュクス事件ファイル』は3月17日ころ発売予定です。