MacBook Pro Late 2016買いました。迷うことなくTouch Barなしモデルです!の理由

Safariで全画面表示したところ。11インチのMacBook Airと較べると画面が広いし、Retinaディスプレイはやっぱりきれいです。

Mac使いの小説家・天祢涼です。

昨年10月に刷新されたMacBook Pro。不具合が多いわ、一時は修理受け付け中止になるわと負の方面で話題を振りまいている感は否めません。

この上、今秋には大幅にパワーアップされた新機種が発売されるという情報が流れてきました。

追記・今秋まで待つことなく、6月のWWDCで発売されました。

こんな状況ですから、いまMacBook Pro 2016を買うことは、正直お勧めできません。それなら手持ちのマシンでもう少し粘るか、安定感のある2015年版MacBook Proを買った方がよいでしょう。

……と書いておきながら、上記の文章はMacBook Pro 2016で書いております。不具合が多いそうですが、我が家に来た子はよほど優秀なのか、なんの問題にも遭遇していません。修理受付中止中はさすがに使用を控えていましたが、ほとんど毎日使っている、いまや仕事に欠かせない道具になりました。

購入したのはスペースグレイの13インチ。メモリ8GBのTouch Barなしモデル。メモリは16GBにするか迷いましたが、Touch Barの有無に関してはほとんど迷いませんでした。

以下、天祢涼が執筆の相棒としてMacBook Pro 13インチ Touch Barなしモデルを選んだ理由。

そもそも買い替えた理由

天祢涼はこれまでMacBook Air 11インチを使っていました。CPUは、いまや懐かしいCore 2 Duo。このMacは本当に軽くて便利でした。宮崎まで取材に行ったときも持参しましたし、担当さんとの打ち合わせでもメモを取るのに重宝してました。

昔は紙のノートにメモを取ってたけど、字が下手すぎて後で読み返せなかったんだよね(^_^;)

ただ、macOS 10.11(El Capitan)になった辺りから、目に見えて動作が重くなり、システム終了まで30分近くかかることもありました(試しに10.6に戻したら問題なかった)。また、これは自分の問題ですが、最近どんどん目が悪くなってきて、11インチの小さな画面で文字を書くのがしんどくなってきた。

そろそろ買い替えかな……と思っていたときに登場した新型MacBook Pro。刷新されたばかりの初物に手を出すのはこわい気がしましたが、MacBook Airに限界を感じていたので、思い切って購入した次第です。

新型MacBook Proの目玉は、なんと言ってもTouch Bar。ファンクションキーを置き換えたということでAppleも自信満々に発表していましたし、テック系のニュースサイトを見ても概ね評価が高い。

が、天祢涼は迷うことなく、Touch Barなしモデルを購入しました。

Touch Barをいらないと思った理由

Appleからすると、Touch Barは未来のテクノロジーなのでしょう。今後はこれが主流になっていくのかもしれません。

余談ですが、みんなそんなにファンクションキー使ってないの? すごい使ってるんだけど、自分(笑)。

が、天祢涼は下記二つの理由から現時点でTouch Barは不要と判断しました。

①高い

Touch Barなしの方が、ありのモデルより3万円も安い! CPUやGPUが違うので一概に「3万円」とは言えませんが、この差は大きいです。そもそも、まだほとんどのアプリがTouch Barに対応してないのですから。そして、天祢涼が小説を書くときに使っているアプリegword Universal 2は今後も絶対にTouch Barに対応することはない。あり得ない。これはもう、絶対に間違いない。なにしろ会社がもうないんですからね!

この記事を書いている間に物書堂さんがエディタの進捗状況をアップしてくれました。Touch Barに対応しているそうで、ちょっと後悔(^_^;)

MacBook Proはサブマシン。まだ使い道がそれほどない機能に3万円も出すのは、さすがに気が引けました。

そう、自分にとってMacBook Proはあくまでサブマシン。それが理由その2につながっています。

②iMacでTouch Barは使えない

天祢涼は小説を書く際、資料やノートを広げることも多いので、デスクトップのiMacをメインに使っています。現在、iMacはTouch Barに対応していません。

メインとサブでキーボードの操作感が異なる。これは間違いなくストレスになると思いました。特にファンクションキーにいろいろな機能を付加している身としては、MacBook Proを使う度に苛々しそう。Touch Barにファンクションキーを表示させることもできるそうですが、ボタンを押した感触がないのはちょっと……。

こと「執筆」に関しては、キーボードを統一した方が絶対にいい。iMacでTouch Barが使えない以上、MacBook Proで使うことは考えられない。

優劣以前に「執筆に集中するのにTouch Barは不要」という結論に至りました。

購入して2ヵ月経って

「サブマシンだったらMacBook Air 13インチでいいじゃん」というツッコミはもっともですが、Retinaディスプレイで小説を書きたかったのだから、こればかりは仕方がない。MacBookは12インチなので、11インチのときと同じく目が疲れそう。

「MacBook Pro 2015にすればよかったじゃないか」って? うん、実はそれはちょっと後悔してます(笑)。でも、ほら、iMacではMagic Keyboardを使ってるから……打鍵感がMagic Keyboardに近いのは、2015モデルより2016モデルだから……。←懸命に自分に言い聞かせてる

でもこの2ヵ月なんだかんだでほぼ毎日使っていますが、仕事が捗っているのは事実です。11インチに較べて画面が大きいのは、やっぱり助かります。おかげで目の疲れが激減しました。メモリだけは16GBにするか最後まで迷いましたが、「MacBook Proではエディタ系のアプリしか使わないのでいいや」と思って8GBに。それでも遅いと感じたことは一度もありません。

昨年末は自宅にいないことが多かったのですが、ずっとMacBook Proをリュックに背負って移動、出先で仕事をしておりました。おかげで短編を2本アップできたし、ちゃんと担当さんのOKももらったし、元は取れた……とまではいかなくても、充分働いてくれています。

というわけで、サブマシンであることを前提に購入したTouch Barなしモデル。貴重な相棒として大活躍してくれています。今年はこいつを駆使して、小説を書きまくるつもり。年末年始に書いた短編に関しては、近々発表媒体等を発表できる予定なので、乞うご期待!

2017年4月1日追記・このMacBook Proで書いた短編2作、無事世に出ました!

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

egword Universal 2も無事にクリーンインストールできました。問題なく動いてもいます。10年近く前のアプリなのにすばらしい! でも新しいMacを買う度に動くかどうか不安になるのは嫌だなあ。物書堂さんが少しずつつくってくれているエディタには本当に期待。
by 天祢涼 

追加記事① 起動音が鳴らない仕様なので、なんとか復活させられないかと思ったのですが、できませんでした……。

追加記事② Touch Barに関してもう少し書きました。

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ABOUT US
天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。