『都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ』文庫版の発売が来週に迫り、うきうきるんるん♪の天祢涼です。全5話の連作短編。急遽書くことになったのに自分でもびっくりするくらいおもしろくなり、望外の評価をいただいた「びっくり箱」のような小説です。
その『都知事探偵』の第2話は「襲撃」。ストーリーはこんな感じ。
都議会に喚問されることになった電力会社の社長を、謎の敵「アイスクリーム党」がアイスで襲撃すると予告。都知事になった翔太郎と秘書の雲井は、社長をアイスから守れるのか!?
自分で書いていてバカバカしいストーリーですが、だいたい間違っていません。
この話の焦点は「厳重な警備と衆人環視の中、犯人がどんなトリックを使ってアイスで襲撃するつもりなのか?」。
天祢涼は基本的に「ミステリのトリックなんて多少は無理があっても、おもしろければいいじゃない」と考えています。だから「襲撃」のトリックも検証するつもりはなかったのですが、いろいろ条件が合ったので実際にやってみました。結果、「これはできる!」という結論に達し、執筆に至った次第です。
あなたが既に「襲撃」を読んでいるなら、特にかける言葉はありません。ただ、「天祢涼はがんばったな」と思ってくれればそれでいいです。
あなたがまだ「襲撃」を読んでいないなら、ぜひ読んでから、もう一度この記事にアクセスしてみてください。きっと「天祢涼はがんばったな」と思ってくれるはず。
『都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ』は5月16日ころ発売です。
by 天祢涼(あまね りょう)