『巫女の推理に御利益あり』は、単行本化にあたって『境内ではお静かに 縁結び神社の事件帖』に改題しました。刊行時の記事は<a href="https://www.amaneryo.com/2018/11/15thbook/">こちら</a>です。
電子雑誌『ジャーロ』(光文社)で連載中の連作短編「巫女の推理に御利益あり」第二帖(第二話)のゲラを戻しました。今回は5月5日「こどもの日」を巡るお話。神社で雑用係をしている主人公の壮馬は、前回に続いてクールビューティーな巫女・久遠雫の顔色をうかがって(?)仕事をしています。
横浜の神社を舞台にした、人が死なない、ほんのりラブコメ風味の平和なお話です。本になるのは来年以降ですが、待ち切れない人は『ジャーロ』をどうぞ!
なお、第一話を書き上げた段階ではイラストレーターが決まっていませんでした。執筆を終えてから、友風子さんにご担当いただくことに。そして頂戴したイラストの久遠雫が、天祢涼の想定よりはるかに美少女だったため、第二話では美少女描写をアップさせつつ、構想段階ではなかった展開を追加しました。
この展開が気に入ったので、第三話以降にも少々活かすことに。こういう「化学変化」は連載でないと起こらないのでおもしろい。
「巫女の推理に御利益あり」第二帖が掲載された『ジャーロ』は、来月末ころ配信予定です。
by 天祢涼(あまね りょう)