カバー写真:青山裕企
カバーデザイン:関口信介
発売日:2017年9月13日
定価:1700円(税別)
出版社:文藝春秋
切なすぎるラストに誰も耐えられない。
神奈川県川崎市で、14歳の女子中学生の冬野ネガが、同級生の春日井のぞみを殺害した容疑で逮捕された。少女は犯行を認めたものの、「あんたたちにはわかんない」と動機は全く語らない。なぜ、美少女ののぞみは殺されたのか。二人の刑事が捜査を開始すると、意外な事実が浮かび上がってくる。「キョウカンカク」でメフィスト賞を受賞し、『葬式組曲』が本格ミステリ大賞候補や日本推理作家協会賞(短編部門)候補となった著者による、社会派青春ミステリ。 (文藝春秋のサイトより)
12作目です。これまで書いたものと違って現実寄り&シリアスな話。現代の貧困問題をテーマにしています。現在進行形で続いている深刻な社会問題ではありますが、ミステリというエンターテイメント作品でもあるので、その辺りのバランスを取るのに苦慮しました。
帯がつくとこうなります。色がきれいだし、目を引くキャッチコピーをつけてもらいました。
発売一週間ちょっと。ものすごく売れているわけではないのですが、ぼちぼち売れているそうです。表紙を見て買う、いわゆる「ジャケ買い」の方もいらっしゃるようで、担当さんとデザイナーさんはもちろん、写真を使わせてくださった青山裕企さんにも感謝です。
内容も、おかげさまで高評価。SNS上では「傑作」「年間ベスト級」など絶賛の声をいただいております。このブログにも「希望が死んだ夜に」「希望が死んだ夜に ネタバレ」で検索してくる人が連日いて、これまでで最も注目されているのを感じております。ありがたいことです。
以下は裏話の記事一覧。ネタバレはしていないので、ぜひお読みくださいませm(_ _)m
番外編